本の紹介-占領軍被害の研究 ― 2022年04月04日
藤目ゆき/著『占領軍被害の研究』六花出版 (2021/12)
戦後、日本が米軍の占領下にあった時の米軍による犯罪被害については、当時検閲で報道されなかったため、あまり知られていない。占領が終結した後も、日本はアメリカと軍事同盟を結び、米軍支持派の自民党が政権を担ってきたため、報道される機会は少なかった。
本書は、米軍占領下の米軍犯罪被害や米軍命令による労働災害などに関する研究書。
著者は大阪大学・人間科学研究科教授で日本の近現代史が専門。
私は、この分野について知識がないので、本書の評価はできない。参考のため、章ごとの目次を記す。
第一章 研究の意義と方法
第二章 日本軍武器弾薬処理に伴う人身被害
第三章 占領軍労務動員と労働災害死傷
第四章 暴行・傷害・殺人
第五章 軍事演習被害・朝鮮戦争被害
第六章 占領軍人身被害補償運動の歴史的意義
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