トキワマンサク2023年04月01日

小石川植物園には大きなトキワマンサクがあります。




花が咲いています


シクラメン2023年04月02日

 
東京都文京区の春日通り。コンクリート割れ目にシクラメンが咲いていました。

本の紹介-東シナ海2023年04月05日

 
佐々木貴文/著『東シナ海 漁民たちの国境紛』角川新書 (2021/12)
 
 この手の本は、事実の解説と評論の場合が多いが、本書は、そうではなくて、政治の現状に対する著者の個人的感想文に感じる。
 東シナ海漁業では、日台民間協定と、日中漁業協定により、広範に各国の独自漁業が認められている。本書には、これら協定の解説も一応あるので、事実の解説の面で劣っているわけではない。東シナ海での日本の漁業は、近年、中台の進出で押しやられている事実があるので、その点に対して、本書では大変な懸念をしている。しかし、日本の第一次産業はすべて衰退しているので、東シナ海漁業問題に限って論じる意味がどれだけあるのか疑問だ。それに、東シナ海の近隣地域は、日本では八重山、台湾では台北、中国では上海などであるが、八重山の消費購買力が上海と肩を並べるなどありえないので、八重山の漁業が、中台に及ばないのは仕方がないだろう。本書には書かれていないが、戦前の尖閣近海等の東シナ海漁業は、台湾漁船に、八重山の船員が雇用されて漁業をしていた実態があった。当時、台湾は日本領だったので「日本の漁場だった」との主張も成り立つが、日本漁業が衰退したことにはならない。

アルテモフスク(バフムト)解放2023年04月08日

(この記事は2023年4月8日の情報をもとに書いています。)
 
ウクライナ・アルテモフスク(バフムト)解放が時間の問題になってきた。

バフムトの戦いに関する、これまでの西側報道は、ウクライナ軍の勝利を予測する、デタラメ報道だった。
 「バフムート占領可能性低い(朝日新聞 2/17)」
 「ウクライナ軍、近く反転攻勢(ロイター 3/24)」
 「バフムト攻略戦はロシア・ワグネルの敗色濃厚(ロイター 3/29)」
 「ウクライナ最新戦況 バフムトで露軍失速か(BSフジプライムニュース 高橋杉雄×小泉悠分析 3/27)」
 「ロシアの作戦・失敗は明白 英国防省分析(共同通信 4/2)」

ロシア側は、以下のように着々と制圧が進んでいる状況を報道していた。
 3月8日、バフムトフカ川東岸地域をワグネルが完全制圧。
 3月中旬に、北部工場地域の金属加工工場をほぼ制圧し、3月26日には完全に掃討が終了した。
 4月3日、ワグネルが市庁舎を制圧
これら報道があるたびに、ウクライナは否定していたが、その後、ロシア側発表が正しかったことが明らかになっている。

 現在、戦線はネザレズノスチ大通りを超えて、鉄道線路のあたりにきている。バフムト駅はすでに解放された可能性。ただし、駅の西側に高い建物があるので、掃討作戦の進捗は遅れる可能性がある。また、さらに西側は住宅地なので、ウクライナ兵・ネオナチが住民を人質に取って立てこもっているならば、掃討作戦は時間がかかるだろう。
 なお、住宅街のさらに西側のユビレイナ通りをロシア戦車が走っている映像があるので、ウクライナ兵の脱出はロシアの了解なしには困難になっている。

 昨年解放されたマリウポリではインフラ再建が進んでいる。
 
 上の写真はたマリウポリで、新たに建設されたアパート入居者に渡すカギ。リア・ノーボスチの報道です。功績のあった陸軍軍人に与える勲章のリボンと同じデザインのリボンがついている。

本の紹介-自民党という絶望2023年04月12日

 
石破茂・鈴木エイト・他/著『自民党という絶望』宝島社新書(2023.2)
 
 著者は以下の10人。
 石破茂・鈴木エイト・白井聡・古谷経衡・浜矩子・野口悠紀雄・鈴木宣弘・井上寿一・亀井静香・浅羽通明
 編集部が簡単な質問をして、それに著者が答えるという形式。
 これら10人が、それぞれの見解で、現在の自民党の問題を、各方面から論じている。多くの人は、有名人なので、名前を見ただけで、どのような立場で論じているのかは、おおよそ予想できるだろうが、実際、思った通りの内容の人が多い。本は新書で250ページほどなので、一人当たり20~30ページなので、深い内容や論考はない。

本の紹介-徹底討論 ! 問われる宗教と“カルト”2023年04月13日

 
島薗 進・他/著『徹底討論 ! 問われる宗教と“カルト”』(NHK出版新書(2023/1)
 
 安倍元首相が銃殺されると、統一協会問題が急浮上した。本書は、NHKテレビ「こころの時代」で、制作・放送された、統一協会を中心としたカルト問題に関する討論番組を書籍化したもの。放送は30分番組2回。

放射線照射のサクラ2023年04月14日


小石川植物園では、「仁科蔵王」が咲いていました。
この桜、理研のサイクロトロンで重イオンビームを照射して作った突然変異だとか。なんか、気持ち悪い。
将来は、理研のサイクロトロンを使って、人間の胎児に突然変異を起こして、化け物を作るのだろうか。
 
 

ゼンマイの胞子葉2023年04月15日

 
写真は、白金台・自然教育園で撮ったゼンマイ。
シダ植物は、葉の裏に胞子を付けるものが多いのだけれど、栄養葉と胞子葉が分かれているものも珍しくありません。この時期、ゼンマイは胞子葉を出します。

ニュートンのリンゴ2023年04月17日

 
小石川植物園にはニュートンのリンゴの木があります。
リンゴが落ちるところを見たいと思っているのだけれど、花は咲くが、結実しない。
もっとも、ニュートンがリンゴの落ちるのを見て万有引力の法則を発見したという逸話は、おそらく作り話だろう。天体の運行は神がつかさどるのではなく、物理法則にしたがうことを宣明しているように思える。

本の紹介-統一教会2023年04月18日

 
櫻井義秀/著『統一教会』中公新書(2023/3)
 
宗教社会学者の著書だけあって、統一教会の教理を含めて説明しており、この本一冊で、統一協会問題の全貌が分かる。本書の副題には『性・カネ・恨から実像に迫る』とあるように、統一教会の性支配、カネ支配、いい加減な歴史観により、日本が収奪の対象となった経緯が示されている。

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