Kurakhove陥落間近か2024年11月21日

 
 ドネツクの西35㎞にあるKurakhoveの攻略が焦点になっている。貯水池の北では、Stepanivka、Illinkaはすでにロシア軍が解放した。Nova Illinkaについては、すでに解放との情報と、グレイゾーンとの情報がある。Berestkyは、今のところ、ウクライナ軍が掌握しているものと思われる。
 貯水池の南側のKurakhoveはウクライナ軍の拠点となっていた。ここが陥落すると、ウクライナ軍はドネツク西部の広い範囲で困難な状況に陥る。すでに、Kurakhove東端をロシア軍が掌握したことは間違いない。貯水池沿岸部は工場地域であるが、このうちの東半分(図の①部分)はすでにロシア軍が抑えているとの情報がある。また、Kurakhove市街の東半分(図の②)もロシア軍が掌握したとの情報もあるが、この情報はちょっと怪しい。
 さらに、病院を含む市内西側を守備していたウクライナ軍が、貯水池沿岸の西部工場地域に撤退したとの情報もある。もし、この情報が事実ならば、ウクライナ軍の防衛ラインはほとんど崩壊状態ということだろう。
 ゼレンスキーは8月にロシア領クルスクを攻撃した。その結果、ドネツク西部戦線が弱体化し、ロシア軍の攻勢が進んだ。11月、トランプ大統領当選が決まると、ウクライナ兵の逃亡が進んでいるようで、ウクライナ軍の弱体化に加速がかかっている。

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