ウクライナ戦争2024年12月10日

Kurakhove陥落間近
『ウクライナ軍はクラホヴェからダフネへ撤退している。市内にはわずかな援護部隊のみが残っている。』
https://x.com/squatsons/status/1866230102649954326/photo/1
 
チャソフ・ヤール(Chasiv Yar)もうすぐ陥落
『ロシア軍はチャソフ・ヤールで大きな前進を遂げ、オルロヴォ地区と耐火物工場の大部分を制圧した。工場の敷地が完全に一掃されると、ウクライナ軍の市内での立場は大幅に悪化するだろう。』
https://x.com/WarHunter2222/status/1866135353348014260

ポクロフスク(Pokrovsk包囲網2024年12月10日

 
 ポクロフスクはドネツクの北西50㎞の主要都市。交通の要衝でもあり、現在、ドネツク地方のウクライナ軍最重要都市である。8月6日、ゼレンスキーはロシア領クルスクに侵入したが、この理由として、ポクロフスク戦線を遅らせることを挙げていた。しかし、この地域のロシア軍の進軍はその後も勢いを増した。
 8月末にはノボゴロドフカ(Novohrodivka)を解放し、ポクロフスクに迫ったが、ロシア軍の進軍はそこで一旦停止し、南部の解放が主流となり、10月初めにポクロフスクの南55㎞にあるウクライナ軍の要衝Vuhledarを解放し、10月末にはセリドベ(Selydove)を解放した。その後も、ドネツク南西部戦線の攻略が続いたが、その間ポクロフスク戦線の進展は遅かった。
 12月9日、ポクロフスク南部のShevchenkoを解放したとの情報がある。ウクライナはM04(E50)自動車道に加え、南部に延びるT0515も使えなくなったことになり、締め付けが徐々に進んでいる。ロシア軍はこの後、さらに西に進んでT0406道路も抑える可能性がある。2023年ごろは正面突破戦略を取ることが多かったが、最近は、周りを固めて、一方向以外の抜け道をなくして、ウクライナ軍に自主撤退または投降を促しているように見える。

注)図の斜線部分がおおよそのロシア軍の支配地域

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