Kurakhove解放 ― 2024年12月15日
Kurakhove解放;
Kurakhoveはドネツクの西40㎞の町。
Kurakhoveが解放されたとするには少し気が早いかもしれない。ロシア軍がKurakhove中心西部にある市議会場(図の赤マル印)にロシア国旗を掲揚する動画が公開されている。このため、市中心部が解放されたことは間違いない。 Kurakhove北部の西半分は火力発電所がある(図の青線)。ここに、数十人から数百人のウクライナ兵が立てこもっているほか、町の西側の住宅地に潜んでいるウクライナ兵や、すでに占領された地域に取り残された敗残兵もいるだろうから、完全解放ではない。火力発電所に立てこもっているウクライナ兵は、逃げ遅れた可能性が高い。
Kurakhove南部のUspenivka(図の緑マル印)のウクライナ兵は、ロシア軍に取り囲まれた。司令部が撤退を認めなかったため、包囲され、殲滅されるか投降するか、選択を迫られている。
Chasov Yar;
Chasov Yarはバフムトの西10㎞。12月9日、ウクライナ軍の最大拠点である西地区中央の耐火レンガ工場はロシア軍に占領されたとの情報があった。しかし、北側の一部はまだウクライナ軍が支配しているとの情報と、いったん制圧された後、ウクライナ軍が一部を奪回したとの情報があって、真相は不明。