本の紹介ー日本政治と宗教団体 ― 2026年03月18日
中北浩爾、蔵前勝久/著『日本政治と宗教団体 その実像と歴史的変遷』 (2025/11) 朝日新書
本書は、創価学会、統一協会、神社と日本会議、立正佼成会の4つと、政治との関わり合いの歴史を説明するもの。文章は読みやすい。
統一協会は極めて熱心に選挙活動をし、創価学会もかなり熱心であるが、後の2つは、信者が特定候補の選挙運動をすることはないようだ。統一協会が自民党と深くかかわることができたのは、信者のパワーなのだろう。
統一教会擁護の自民党有力政治家としては、古くは岸信介、最近は安倍晋三が有名だが、一時期は、中曽根康弘も深い関係があった。本書では数ページにわたって中曽根康弘と統一協会の関係に触れる。この中で、87/7/10参議院本会議で霊感商法の統一協会との関係を断つように質問された中曽根は、これを激しく拒絶したことが記されている。
立正佼成会は政治とかかわりのなかで、むしろ政治に翻弄されているとのことだ。統一協会・創価学会と立正佼成会・神社を比べると、教団と信者の関係が大きく異なるので、教団と政治との関係も、各教団によって大きく異なるのだろう。
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