本の紹介-神聖ライカ帝国の秘密 ― 2016年02月04日

竹田正一郎・他/著『神聖ライカ帝国の秘密 王者たるカメラ100年の系譜』(2015/10)潮書房光人社
カメラ評論家・翻訳家として有名だった故・竹田正一郎氏 最後の著書です。
竹田正一郎氏はコンタックスの著書が多いため、「コンタックス好き」「ライカ嫌い」と評価されることもあった人ですが、本人はライカ好きだと言っていました。
本書はバルナックの経歴から初めて、ライカカメラの歴史を説明したもの。最初は普通にライカカメラの話なのだけれど、そのうち、ライカが美しいことなど著者の美学になっている。このあたり、文章の脈絡が脱線気味で、著者の話を聞いているような気がします。
日没 ― 2016年01月16日
田中政雄が選んだ古今東西カメラ100台 ― 2016年01月09日
EF24-70mm F4L IS USM ― 2015年02月15日
Velbon 自由雲台 ― 2015年02月07日
デジタル一眼 ― 2014年12月13日
HAKUBA デジタルカメラケース SPG-IP2-LWR ― 2014年07月12日
ストロボの電圧 ― 2014年05月25日
20年近く前に購入したストロボを今でも使用している。
しかし、電圧が高いことがあるので、最近のデジタルカメラで使用すると、カメラを壊す恐れがあるので、安易に使わないほうが良い。
SUNPAK B 3600DX と SUNPAK auto 20SRの電圧を測ってみた。
ホットシューストロボの場合は、底面中央とサイドの間の電圧(図の赤と青の矢印の部分)を、シンクロコードでは、シンクロ接点の内外の電圧を測定する。
SUNPAK B 3600DX 12V
SUNPAK auto 20SR 300V
SUNPAK auto 20SRは、最近のデジタルカメラでは使ってはならないだろう。シンクロコードなので、普通には使えないけれど。
10月2日は「杜仲の日」 ― 2013年10月02日

語呂合わせで、10月2日は「杜仲の日」なんだそうな。「杜仲」は植物で、この樹脂がグッタペルカで、かつて、カメラの外装に盛んにつかわれていた。
レンジファインダー機FEDの外装は固いので、表面を荒らした金属そのものであるかのような誤解をする人がいた。本当かなと思って、ナイフで削ると、金属ではない。煮ると樹脂がはがれてきた。これ、硬化したゴムか、グッタペルカだと思います。ナイフで表面を削れば、金属かどうかはすぐにわかるのに、カメラ評論家さんは、確認もしないで、いい加減なことをいうものだ。
ところで、FED工場は、今でも健在で、航空機関連を製造している。 http://www.fed.com.ua/ru/ マカレンコはもう忘れられてるよね。
写真は、戦後、ウクライナ・ハリコフ のFED工場で作られたFED-1。