弾道ミサイル2009年04月06日

 今日のニュースによると、『日本の高須幸雄大使は会合後、北朝鮮の弾道ミサイル発射は明らかな決議違反であると主張した』http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20090406k0000e030023000c.html そうです。

『弾道ミサイル』とは何であるのか、防衛省(防衛庁)の説明がありました。
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2003/2003/html/1563c100.html

『ミサイルは、ロケットエンジンやジェットエンジンを使って目標に向かって飛ぶ兵器であり、目標破壊のための弾頭、飛行制御のための誘導制御部、エンジンなどの推進部などから構成される。このうち弾道ミサイルは、主にロケットエンジンで推進し、発射後、上昇しながら速度を増しロケットが燃え尽きた後はそのまま慣性で飛翔するため、放物線を描いて目標地点に到達する。』

 この説明から分ることは、ミサイルとは『ロケットエンジンやジェットエンジンを使って目標に向かって飛ぶ兵器』なので、『ロケットやジェットエンジン』自体は、ミサイルでは有りません。
 『弾道ミサイル』は『発射後、上昇しながら速度を増しロケットが燃え尽きた後はそのまま慣性で飛翔する』『放物線を描いて目標地点に到達』との大きな特徴があります。

日本は、弾道ミサイルと主張するならば、北朝鮮が発射したものは、『発射後、上昇しながら速度を増しロケットが燃え尽きた後はそのまま慣性で飛翔する』『放物線を描いて目標地点に到達』の特徴があったことを、説明する必要があります。
 しかし、伝えられている新聞報道によれば、日本の説明は限りなく嘘・偽りに近いもののように感じられます。1段目のロケットで、300~400キロに達した後、水平方向に速度を増しているように思えるのですが、弾道ミサイルの説明では『上昇しながら速度を増し』となっているので、北朝鮮が打ち上げたのは、弾道ミサイルではない可能性が高いものです。

 『人工衛星の軌道』と『弾丸の軌道(弾道)』は異なります。弾道であると日本が主張するならば、観測結果を至急公表すべきです。

 日本は、国内向けには、ことばの言い換えで、国民をたぶらかすのかなー。三流政治屋の常套手段です。それで、増税・福祉切捨てで、軍事予算を増やすのだろうなー。三流国民の悲しい末路です。


嘘つきは泥棒の始まり:
 北朝鮮の飛翔体打ち上げに関連して、いろいろな報道があります。結局、飛翔体はどうなったのでしょう。北朝鮮は人工衛星になったと発表していますが、北米航空宇宙防衛司令部は、北朝鮮のミサイル発射について「ミサイルの1段目は日本海に落ち、残りの部分と搭載物は太平洋に落ちた」との声明を発表、だそうです。
 北朝鮮の発表が嘘であるとしても、米国の発表も怪しいものです。2段目以降は、太平洋のどこに落ちたのでしょう。もし、失敗したとしても「空中で燃え尽きる」「爆発して空中分解」の可能性が有ります。米国の発表は、そうではなくて、太平洋に落下と言っていますが、どこにどの程度の質量の物体が落下したのか、報道がありません。
 大陸間弾道ミサイルならば、大気圏再突入で、爆発や燃え尽きることが無いような、高度な技術が必要です。北朝鮮は、そのような技術を持っているのだろうか。

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_ 自分なりの判断のご紹介 - 2009年04月07日 16時09分04秒

ついにというか、当たりまえ




というか、北朝鮮さん予告




どおりに衛星なんだか、




ミサイルなんだか、とにかく




昨日発射しました。









一応、北朝鮮としては




衛星発射の通告を




国際的に発表しており、

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