グルジア ― 2013年10月28日
グルジア大統領選挙では、穏健・親ロ派のマルグベラシビリの当選が確実となった。
10年前、ブッシュの介入で、サアカシビリを大統領にしてから、極端な対ロシア敵視政策と、南オセチア弾圧によって、グルジアは大混乱に陥った。最近は、憲法改正により、大統領の権限は名目的なものとなりつつあり、グルジア政権は平和主義だったため、今回の大統領選挙の結果で、グルジアが大きく変わることはない。
穏健な平和主義路線が一層定着することを期待しましょう。
アメリカが、ブッシュからオバマになって、世界平和が進行していることが幸いです。
10年前、ブッシュの介入で、サアカシビリを大統領にしてから、極端な対ロシア敵視政策と、南オセチア弾圧によって、グルジアは大混乱に陥った。最近は、憲法改正により、大統領の権限は名目的なものとなりつつあり、グルジア政権は平和主義だったため、今回の大統領選挙の結果で、グルジアが大きく変わることはない。
穏健な平和主義路線が一層定着することを期待しましょう。
アメリカが、ブッシュからオバマになって、世界平和が進行していることが幸いです。
本 - 「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい ― 2013年10月30日
「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい―――正義という共同幻想がもたらす本当の危機 森達也/著 ダイヤモンド社 (2013/8)
映画監督でノンフィクション作家である森達也氏の社会問題に対するエッセー集。死刑制度や領土問題など多義にわたっているため、現代日本の世相に対する著者の見解はよくわかるが、各項目は数ページと少ないので、特定の問題を掘り下げることを目的としたものではない。
右傾化の中、自分たちが勝手に決めた正義を振りかざし、他を排撃するやり方がはやっているけれど、このような世相に、著者は疑問を投げかけている。著者の考えには、同感なのだけど、このような世の中になった原因には、ハウツーを尊び、結論を急ぐ世の中のありようが根底にあるような気がする。このような世の中をどうしたら改善できるのか、私にはノーアイデアだし、本書を読んでもわからなかった。