ロシア軍攻勢 ― 2025年06月06日
5月に入ってから、ロシア軍の攻勢が活発化している。春に氷が解けると、泥濘化して軍の機動力がなくなり、戦線は停滞する。地面が乾くと戦闘は再び活発化する。
3月にロシア軍の攻撃が低下したため『如実にロシア軍の有効性が低下』などと書いていた人もあったが、5月になると、ロシア軍の攻勢に衰えがないことがはっきりした。上の図は、各月ごとのロシア占領地拡大のようすで、DEEP STATE(ウクライナ人が運営する情報分析グループ)のもの。
最近、ロシアの攻勢が最も活発なのは、コンスタンチノフカの南西方向・南方向・北東方向である。コンスタンチノフカはドネツクの北50㎞。昨年末ごろは、コンスタンチノフカ周辺の、Pokrovsk方面,Toretsk、Chasov Yarの戦闘が激しかったが、このうち、Toretskは年初に解放、Chasov Yarは現在も戦闘が続き、南西方向の一部を残して解放済み。Pokrovskはウクライナが支配していて、戦闘も激しくない。ロシアはPokrovskよりも、コンスタンチノフカ包囲を優先しているようだ。
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