ノカンゾウ2008年07月01日


さいたま市田島が原の桜草公園は、サクラソウの自生地として有名です。今は、ノカンゾウ・オカトラノオ・クサフジなどが咲いています。ハンゲショウの葉も白化しています。
写真はノカンゾウ。(類似の花のヤブカンゾウは八重です。)

尾瀬2008年07月13日


 金曜日は休暇をとって、1泊2日で尾瀬に行きました。鳩待峠-尾瀬ヶ原-尾瀬沼(泊)のお手軽コースでハイキングしました。
 オゼコウホネが咲いていました。コウホネは葉が水上に出るのに対して、オゼコウホネの葉は水面にあります。でも、ネムロコウホネの葉も水面にあるので、ネムロコウホネとの違いが分かりません。こういうマイナーなことを書いても、誰も興味ないですよね。
 ミズバショウの花は終わっていました。ワタスゲが見ごろでした。ニッコウキスゲは咲き初めで、見ごろと言うにはちょっと早いようでした。アヤメは見ごろを過ぎていましたが、十分に楽しめる状態でした。モウセンゴケは見ごろです。
 気温は、尾瀬としては高かったのでしょうか、半袖で歩いていると暑いぐらいでした。

尾瀬の植物-オニノヤガラ2008年07月14日

 
 尾瀬にはいろいろな植物が豊富です。写真の花は、ラン科のオニノヤガラ。葉緑素を持たず、菌類(ナラタケ)と共生するといわれる腐生植物です。全国いたるところにあるようですが、あまり見かけることのない植物です。でも、大きくなると1mにもなるそうで、あれば、かなり目立ちます。
 見た感じそっくりなものに、北アフリカ原産の寄生植物ヤセウツボがあります。ヤセウツボは双子葉類シソ目ハマウツボ科。オニノヤガラはラン科なので単子葉類、種としてはだいぶ遠い位置にあります。

尾瀬の植物-ギンリョウソウ2008年07月15日


 尾瀬にはいろいろ珍しい植物が豊富です。写真の花は、ラン科のギンリョウソウ。葉緑素を持たない腐生植物です。
 尾瀬ヶ原から尾瀬沼へ行く途中の道端に、一輪だけ咲いていました。ギンリョウソウは花が開いてくると、宇宙人があくびをしているようなユーモラスな花姿になります。

尾瀬の植物-ショウキラン2008年07月16日


ショウキランは漢字で書くと『鍾馗蘭』です。鍾馗とは、魔除の神様。このランも葉緑体を持たない腐生植物です。

ショウキランは、日本全国に広く分布していますが、あまり見かけない花です。近縁種にキバナノショウキラン、シナノショウキランがあります。

このショウキランは『山の鼻』の木道脇に咲いていました。

尾瀬の植物-トキソウ2008年07月17日


 尾瀬ヶ原にたくさん咲いています。
 トキソウはラン科の多年草で日当たり良い湿地に生えます。花の大きさは長さ2~3cm程度。日本全国(おもに北海道・本州)にあるそうですが、濫獲や生息域の減少で各地で減っています。しかし、尾瀬ヶ原では珍しいものでは有りません。

尾瀬の植物-サワラン2008年07月18日

サワラン

 尾瀬ヶ原にたくさん咲いています。7月上旬、トキソウと共に、尾瀬ヶ原で満開になります。
 サワランはラン科の多年草で日当たり良い湿地に生えます。トキソウと同じようなところに生えますが、色も形も違うので、容易に見分けられます。

尾瀬の植物-モウセンゴケ2008年07月19日

モウセンゴケ

 尾瀬ヶ原にたくさん有り、群落を作っています。湿原がその部分だけ赤く見えるので、少し離れたところでも良く分ります。
 モウセンゴケはモウセンゴケ科の植物で、コケと名前がついているけれど、苔の仲間ではなくて、被子植物です。葉には粘毛があり、そこから粘液を出して、補虫する食虫植物です。北海道から九州まで、湿地に広く自生しています。

尾瀬の植物-モウセンゴケ(2)2008年07月19日

モウセンゴケ

 尾瀬ヶ原のモウセンゴケ群落です。赤色がモウセンゴケ。

尾瀬の植物-ナガバノモウセンゴケ2008年07月20日

ナガバノモウセンゴケ

 モウセンゴケ同様、尾瀬ヶ原にたくさん有り、群落を作っています。
 モウセンゴケは丸いのに、ナガバノモウセンゴケは長細い形をしています。モウセンゴケは全国にあるのに対して、ナガバノモウセンゴケは北海道と尾瀬にのみ自生しています。

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