本の紹介ーサカナとヤクザ2019年11月19日

 
鈴木智彦/著『サカナとヤクザ』小学館(2018.10)

 近所の市立図書館に蔵書が複数あったので、借りようとしたら半年以上待たされた。人気本なのかな。
  
 著者は、ヤクザ関係の記事が多いフリージャーナリスト。
 大規模密漁とそこに関与しているヤクザのルポ。6章に分けて、全国の密漁を記述。密漁の話が多く、ヤクザの話はあまり多くない。
 第3章は北海道のナマコ密猟のはなし。
 第5章は一番分量の多い章で、北方領土関連海域での根室の密猟のはなし。この章は、本田良一の本を参考にした記述が多い。
 
 この中で、そうだったのかと思った点。
 「北方領土は自国領土の為、適用法令が難しく、現在、公安当局は関税法と検疫法で取り締まっている」(『警察時報』昭和55年3月号にあるレポ戦の解説)(P187)・・・検疫法施行規則第一条、関税法施行令第九十四条では、北方領土を外国として扱っている。
 北方領土海域に日本の漁業法が適用されないか否かで争っていた北島敏は、大物レポ船主・石本登を受け継いだ甥の茂の兄で、傘下のレポ船主だった。(P197)
 根室市光洋町のしらかば保育園は、レポ船主の木村文雄が作った。(P206)

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