本の紹介ー陰謀論と排外主義 ― 2026年03月02日
藤倉善郎・他/著『陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点』 (扶桑社新書) 2025/11
著者は以下の7人で、各自が一章を執筆している。このほか、藤倉が前書きを、菅野が後書きを担当。
黒猫ドラネコ、山崎リュウキチ、古谷経衡、藤倉善郎、選挙ウォッチャーちだい、清義明、菅野完
川口市では、2月に市長選があった。この中で、排外主義を主張する2名が合計で20%程度の得票を得ていた。まったく市長にふさわしくない者だったので、単純に排外主義の得票とみて間違いないだろう。選挙前、川口駅前では、坊主頭でサングラスの暴力団員風男が、日の丸の小旗を配っていた。20年前も在特会を名乗る候補が日の丸を振っていたし、50年以上前から暴力団風右翼団体構成員が日の丸を掲げて街宣していたので、排外主義者の運動自体は昔からのことだが、かつては選挙に出ても、すべて泡沫候補で。当選などはあり得なかった。
ところが、川口の隣で、戸田市議に河合ゆうすけがトップ当選するなど、各地で、ヘイト系候補の地方議員が誕生しているようだ。
本書は、7名のライター等により、ヘイト系候補やそれら言説が一定の支持を得られている現状を報告するもの。
私は川口市に住んでいるので、ネットで騒がれているクルド人に対するヘイトスピーチが、全く根拠のないデマであることは良く分かる。本書を読むと、ヘイトスピーチが国民の間で、一定の賛同を得ている状況がわかるが、なぜ、そのようになってしまったのか、本書を読んでも、良く分からなかった。
今日、交通も通信も十分に発達しているのだから、川口のクルド人問題が、排外主義者のデマであることなど、容易にわかるはずなのに。
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