産経新聞の用語2006年08月20日

解放・釈放:

 歯舞沖で密漁船が拿捕された事件で、逮捕された乗組員は、まだ釈放されていません。

 ニュースを見ていると「釈放」ではなくて、「解放」と言っているようです。
 朝日新聞や読売新聞、NHK、テレビ朝日等、主要新聞や、主要テレビニュースでは、すべて、「解放」としています。 
 こうした中、産経新聞は「船長ら釈放1カ月以上先か」と「釈放」の用語を使っています。山中政務官は19日午後根室での記者会見で、「現地レベルでは、決められないことと、船体の検査が終わらないと釈放できないと説明された」と、ロシア側説明を引用する形で、「釈放」の用語を使用しています。

 歯舞沖でのロシアの警察権限が正当なものならば「釈放」の用語を使うべきでしょう。もし、正当と認められないのならば「解放」になるでしょう。このため、日本のマスコミが「解放」の用語を使うことは理解できます。山中政務官の発言は微妙です。
 なぜ、産経新聞は「釈放」と書いているのでしょう。

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