結婚詐欺殺人2011年01月18日

  
 雑誌g2の2010年6月号に掲載された、ノンフィクション「別海から来た女(佐野真一/著)」を読んだ。40ページほどの小品。婚期を逃した男性や老人から高額な金をだまし取った挙句、複数の男性を次々と殺害した、まれにみる凶悪な結婚詐欺犯『木嶋佳苗』のルポ。
  
 この事件は、犯行の特異性と、犯人の容姿の特異性(要するにデブでブス)から、スキャンダラスに報道された。このノンフィクションは、そのようなスキャンダラス報道とは一線を画し、木嶋佳苗の出身地である北海道別海町のほかに、犯行のあった千葉県、木嶋の曽祖父の出身地福井を訪ね、インタビューし、犯人の生い立ちと、現代社会の孤独性にスポットを当てている。   
   
  
 別海町は、根室市と並んで、北方領土問題の地元です。このノンフィクションでは、北方領土問題の話は全くありませんでした。でもね、北方領土問題は国の金が地元に投入されていて、木嶋佳苗の祖父は町会議長を長く務めた人なのだから、北方領土利権に何らかの関係があるでしょう。こういった利権が、凶悪犯罪者を生んだ下地になっているのではないだろうか。

コメント

_ クラブナビ ― 2011年01月18日 10時43分57秒

こんにちは
g2なんて初めて聞きました.面白そうですね,講談社の雑誌だそうで…さっそく読んでみます.

私も根室市民に知り合いがたくさんいます.
北方領土問題の国の金が地元に投入されていて、北方領土利権に何らかの関係があるでしょう。こういった利権が、凶悪犯罪者を生んだ下地になっているのではないだろうか。と聞けば,すぐにでも凶悪犯罪の決行を思いとどまるように,市民の皆様を説得することにします.

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