本の紹介-日米開戦の正体2015年06月29日


孫崎享/著『日米開戦の正体―なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか』祥伝社 (2015/5)


 1941年12月8日、日本は真珠湾を攻撃し、日米戦争が始まった。日本には、アメリカ首都を占領し、アメリカを占領統治する計画はなかった。ちょっと叩けば、アメリカ国民に厭戦気分が生じて、降参すると思ったとしても、アメリカ国民に厭戦気分を作り出すためのアメリカ世論工作をする気もなかった。負けるために戦争をしたわけではないだろうに、いかなる理由で、無謀な開戦に突き進んだのか。
 本書は、綿密な資料分析を元に、日米開戦に至った経緯を明らかにしている。
 Amazonをみると、いろいろと詳しいレビューがあり、いまさら私が感想を書くまでもないように感じるので、目次のみ書き留めておく。

序章:なぜ今、真珠湾への道を振り返るのか
第1章:真珠湾攻撃を始めたかったのは、誰なのか?
第2章:真珠湾攻撃への一五九日間
第3章:真珠湾への道は日露戦争での“勝利”から始まっています
第4章:進みはじめた真珠湾への道―日露戦争後から柳条湖事件直前まで
第5章:日本軍、中国への軍事介入を始める
第6章:日中戦争突入、三国同盟、そして米国との対決へ
第7章:米国の対日政策
第8章:真珠湾への道に反対を唱えていた人たち
第九章:人々は真珠湾攻撃の道に何を学び、何を問題点と見たのか
第十章:暗殺があり、謀略があった

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