ポクロフスク解放が視野に入った2024年08月28日

ニューズウイーク日本版に「越境攻撃で東部ドネツクの前線に穴?ロシア軍が要衝ポクロウシクの近くに進軍」との記事がある。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/08/post-105552.php
 
この中に、『ウクライナ軍が8月6日、ロシア領のクルスクに予想外の越境攻撃を仕掛けたことから、ロシア軍は、ウクライナの主要な物資輸送のハブであるポクロウシクを奪取する賭けに出たようだ。』との記述があるが、何をバカなことを書いているのか、筆者はこれまでの経緯を何も知らないで、妄想で書いているのだろうか。
 
今年の2月にアウデーイウカを解放したロシア軍は、西進して、徐々に支配地域を広げていた。ウクライナ軍の抵抗があると、一旦そこで西進の速度が弱まるが、およそ半年で30㎞程度支配を広げてきたことになる。今回、ポクロフスクの手前にあるノボゴロドフカ(Novohrodivka)を完全解放した。ウクライナとしては、ここを取られると、ポクロフスクの維持が困難になるので、激しい抵抗があるものと思われた。実際には、ウクライナの抵抗はほとんどなく、4~5日で陥落したようだ。ニューズウイークの記事では『ポクロウシクを奪取する賭けに出たようだ』としているが、これまでの経緯を見ると、ロシア軍が無理に進攻したのではなくて、ウクライナ軍が総崩れになったため、ポクロフスク攻略が早まったのだろう。
 
最近の情報では、ノボゴロドフカの南にあるセリドベ(Selydove)への進軍が目立っているようだ。セリドベが陥落すると、ウグレダル(Vuhledar)まで、大きな町はないので、ドネツク州南部の広い部分が陥落する可能性が高い。ただし、セリドベはポクロフスクほどではないとしても、結構大きい街なので、ウクライナ軍の抵抗が少なかったとしても、解放は簡単ではないと思う。
 
ポクロフスクを攻略するとなると、どのくらいの期間が必要なのだろう。これまでの他所の経緯を見ると、早くても数か月は必要だと思うが、すでに、ウクライナ軍が崩壊しているならば、数週間で片付くかもしれない。

* * * * * *

<< 2024/08 >>
01 02 03
04 05 06 07 08 09 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

RSS