ウクライナ-ロシア戦争2025年05月02日

クルスク解放完了
 4月26日、ロシア国防省はクルスク州のウクライナ軍掃討を完了したと発表した。これに対して、ウクライナはクルスク州内にはウクライナ兵がとどまっていることを理由に、ロシアの発表を否定した。
 常識的に、ウクライナ軍支配地域がなくなって、すべての地域がロシア軍支配になった場合を、完全解放というので、ウクライナの言い分は屁理屈にすぎない。クルスク州南部のGornalは民家まばらなへき地で、森林が多いため、ウクライナ敗残兵が森林地帯に逃げ込んでいることは事実だ。だからと言って、ウクライナが支配しているわけではない。また、この地域の国境はPsel川になっているところもあるが、(51.05, 35.217)などは、川の南側も一部ロシア領になっている。この場所は、民家はなく、多くは荒れ地なので、ウクライナ兵がここに徒歩でやってきて、ウクライナ国旗を立てた写真を撮影しても、ロシアは気が付かないだろう。だからと言って、ウクライナが支配していることにはならない。
 バフムト解放のときや、アウデーフカ解放のときも、ウクライナは同じようなことを言っていたが、ロシア軍の解放地域が拡大するにつれて、ウクライナの嘘は消滅した。
 
ポクロフスク戦線
 昨日、ロシア軍がポクロフスク市南部に突入したとの情報がある。ここに橋頭保を築くつもりなのか、単なる偵察行動なのか、今のところわからない。しかし、気温の上昇により、路面が乾いて来ているので、装備に勝るロシア軍の攻勢が活発化することは明らかだ。

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