6カ国協議2010年09月05日

 朝鮮半島問題解決のための、6カ国協議は中断したままになっていますが、再開の見通しに対して、ロシアは楽観的見方をしているようです。
 Voice of Russiaに以下の記事があります。 http://japanese.ruvr.ru/2010/09/04/18750638.html
 北朝鮮の金正日総書記が中国を訪問した際、中国は早急に協議の場に戻るよう呼びかけた。これに対して総書記は肯定的な反応を示した。これについては、ロシアと米国、日本からも良い反応がみられるだろう。
 一方で韓国の反応について述べるのは難しい。韓国国民は、今年3月に発生した同国の哨戒艦「天安」号沈没事件を巡り、北朝鮮が自国の責任を認め、謝罪するよう求めている。・・・協議再開のためには、大統領がまず前言をひるがえし、これまでに提示した条件を撤回することになるだろう。これをスマートに行なう方法は、米国と中国から示唆されるはずだ。

 今年3月に南韓国艦が沈没する事故があり、南韓国政府は北朝鮮の魚雷攻撃と主張しています。この問題を調査したロシアは7月には調査結果を発表するとのことだったのに、いまだにロシアの正式発表はありません。
 7月下旬の、南韓国の新聞報道などによると、ロシア調査団は、南韓国の軍艦は座礁した(あるいは漁業用の網がからまった)後、機雷に触れて沈没した可能性が高いこと、北朝鮮の魚雷の一部と南韓国が主張している部品は6か月以上海中にあった可能性が高いとの見解を示しているようです。南韓国の新聞によると、機雷は韓国軍や米軍が設置したとみられるとのことです。
http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010072701000381.html
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0728&f=politics_0728_007.shtml

 南韓国の主張は根拠なしとのロシアの科学的調査結果を南韓国政府も受け入れざるを得ない状況になっているのかな。

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