ポクロフスク解放作戦展開中 ― 2025年08月07日
ドネツク州西部の交通の要衝ポクロフスク、ディミトロフの解放作戦が進んでいる。既に北から北西、西北西方向を残して封鎖が完了している。西北西方向はE50自動車道があるが、Kotlyneに布陣するロシア軍の射撃統制下にある。北西方向のHryshyneを通る道は狭い。北方向のT0515道路は金網で覆うなどのドローン対策が完了していて、ウクライナ軍にとって、物資・兵員輸送の大動脈だった。
7月上旬、Razineがロシア軍支配になると、T0515道路もウクライナ軍にとって安全でなくなった。7月29日ごろ、ネット上ではウクライナ応援団により、Razineを奪回したとの投稿が増えたが、その後、Razine奪回は嘘報であることが明らかとなった。ポクロフスク戦線に関して、ウクライナ人らしい者が、募金を募る投稿があるが、詐欺の可能性が高いので注意が必要だ。Razine奪回説も、詐欺のための投稿だった可能性がある。
Rodyns'keあるいはビールィツィケをロシア軍に占領されると、ウクライナはT0515道路が使えなくなるので、Razineから両村の間の地域で戦闘が活発である。すでに、ロシア軍はRodyns'keの東端を占領した模様。また、ビールィツィケ東を通る鉄道線も封鎖した模様。
RazineとRodyns'keの間にはテリコン(ボタ山)がある。テリコンは高度があるので、1年程前までは、テリコンの攻防戦が重要だった。しかし、今は、有線ドローンが多くなり、地理的高度の重要性が薄れてきたため、Razine、Rodyns'ke間のテリコンは、あまり重視されていないようだ。
なお、ポクロフスク市もロシア軍の攻撃が盛んだが、ロシア軍が占領した地域は南の一部などわずか。
また、ポクロフスクの北東20㎞にあるコンスタンチノフカの攻防も活発化しつつある。コンスタンチノフカの南にある貯水池(Kleban-Bykske Reservoir)はアゾフ大隊が防衛しているが、ここの東端にロシア軍が到達したとの情報がある。
