九州電力のやらせ2011年07月15日

玄海原子力発電所の再稼働を巡る九州電力の「やらせメール」問題が明るみに出た。ことの発端は、共産党の国会質問だった。

九電がやらせメールを依頼したのは、社員や関連会社社員3000人余りで、そのうち、会社の指示通りにメールを出したものは150人余りに上っているそうだ。

会社の指示に従う社員が、20人に1人は、ずいぶん少ないように感じる。それに、九電がやらせメールを依頼したのは、無差別だったようで、この中には、共産党員や、共産党のシンパもいたことだろう。この時期に、共産党員かもしれないような人に、やらせメールを依頼するとは、どういう感覚なのだろう。

不思議なのは、やらせメールを受け取った人の中には、自民党員や創価学会員もいたに違いないのに、自民党や公明党は、どうして、民主党政府を追及しなかったのか。自民党や公明党は、電力会社とグルになって、地域住民をだますことが、党の使命とでも考えているのか。直接・間接に金をもらっているのか。

それにしても、無差別に、やらせを依頼する九州電力の感覚が理解できない。発覚してもかまわないと言わんばかりの態度だ。これまでは発覚しても、自民党・公明党政府が握りつぶしていたのだろうか。

脱原発2011年07月17日

 菅総理の脱原発発言は、海江田大臣をはじめ、閣内にも批判的意見が多いようです。
 冷静に考えれば、原発の新設など簡単にできないのだから、今後、原発が老朽化し、40年後には、原発がなくなることを想定したエネルギー政策を打ち立てなくてはならないことは明らかです。もし、原発新設を地方に強制するにしても、ウラン燃料はあと70年もしたら枯渇する事態になる可能性が高い。『もんじゅ』が今すぐにも成功して、核燃サイクルがもうすぐ実現できるような、技術的にありえない嘘をつくべきではない。
 冷静に考えれば、脱原発以外の選択肢は、きわめて困難でしょう。
 
 昨日、福井県大飯原発が停止しました。再稼動の見込みは立たない。
 
 次の写真は、大飯町の総合運動施設にある体育館。原発から入る金によって作られた豪華運動公園の施設のひとつです。人口9千の小さな田舎町には、不釣合いの施設。
 
 
 同じ運動公園内にある野球場。夜間照明、電光掲示板つきの豪華球場ですが、ホームベース付近で、小学生か中学生がチョコチョコと試合をしていました。学校の校庭で十分です。
 
 
 大飯原発が長期にわたって止まり、原発から金が入ってこなくなったら、この町は、豪華運動公園を維持する金もなくて、とたんに破綻するのでしょう。
 
 菅総理の脱原発発言に批判が強いのもわからないではない。脱原発になったら、原発に寄生している町や、原発から金を貰っている町の有力者は、とたんに、立ち行かなくなる。こういう人たちが、菅をものすごく毛嫌いして批判するのは当然です。
  
 今こそ、原発寄生虫どもを退治するチャンスなのに、国民は、まだ、わかっていないようです。

本の紹介-大津波と原発2011年07月18日

大津波と原発

震災から1ヵ月後におこなわれた、原発とは無関係な3氏による対談。
フランス現代思想の内田樹、人類学者の中沢新一、IT経営者でラジオカフェの平川克己の3氏である。対談は、平川氏の司会で、内田・中沢の両氏が原発と震災に対する思いを語っている。

 原発の専門家でも、防災の専門家でもない、いわば門外漢の対談であるため、直接、今回の震災に対する理解の直接的な役には立たないと思うが、原発と社会を考える上では、思考のきっかけが潜んでいるかもしれない。

本の紹介-緊急解説! 福島第一原発事故と放射線2011年07月19日


緊急解説! 福島第一原発事故と放射線 (NHK出版新書 353)

NHK解説者による、福島原発事故の説明。福島原発事故では、多くの人は、NHKを視聴しているだろう。したがって、この本を読んでも、それほど多くの新知見は得られない。

NHKは公共放送であるため、政府や政府関係者の言説をそのまま伝えることが多いが、原発事故の時も、言わゆる原子力村の人たちが、NHKに出てきて、事故を過小評価し、原発の安全性を強調しているように感じられた。NHKの放射能に対する危険性の説明は、十分だったのだろうか。子供たちには、もう少し安全に配慮した対応が必要だったのではないかと思えてならない。

本の内容は、以下の4つの章からなる。
 「第1章 福島原発で何が起きたのか」
 「第2章 日本はなぜ原発を勧めたのか」
 「第3章 放射能の健康への影響は」
 「第4章 これから原発はどうなるのか-対談」

このうち、第1章は、事故時のNHK解説者の混乱ぶりなどが書かれていて、ドキュメンタリーとしては、多少興味が持てる。
 第2章では、日本の原発が安全でなかった理由として、原発が輸入技術であると説明している。全く、表面的な解説である。原発は輸入技術であるが、運転も安全も輸入であるにもかかわらず、安全だけが、おざなりにされた理由が、問題ではないか。原発関係の学者・官僚・原発メーカー・電力会社の安全軽視と癒着の構造に踏み込まなくては、日本の原発が安全を軽視した原因を究明することは不可能だろう。NHKの解説が、いわゆる原子力村の人たちに乗っかっていることからくる、NHKの限界を感じる。
 第3章の放射線の健康への影響の章も、NHKの限界を示しているようだ。微弱放射線の健康への影響は、良く分かっていないことが多く、研究者によっても諸説ある。この本の解説は、諸説あることを紹介しつつも、放射線の影響を小さく見る見解に主眼が置かれており、この本だけを読んだ人は、国の暫定基準内ならば、汚染食品をどれだけ食べても、絶対に安全と誤解するかもしれない。

本の紹介-いまこそ日本人が知っておくべき「領土問題」の真実 国益を守る「国家の盾」2011年07月20日

 
 
いまこそ日本人が知っておくべき「領土問題」の真実 国益を守る「国家の盾」  水間 政憲/著  PHP研究所 (2010/12/1)

 PHPもおかしな本を出版するようになったものだ。
 著者が特定の思想・立場で執筆するのは当然ではあるが、前提となる知識が薄弱では、単なる思い込みの駄弁になってしまう。
 そういう意味で、この本を見ると、日本の領土問題について解説したものでも、領土問題に対する政策提言をするものでもなく、一部の無知なネット右翼に呼びかけて、特定の思想傾向を導きだそうとするものだろうか。
 それにしても、もう少し、日本の領土問題をきちんと調べてから執筆してほしかった。

 ところで、2011年5月に、日本の領土問題を扱ったまともな本が出版されています。

 日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土 (ちくま新書 905) 孫崎享 (著)

 水間氏の本とは対称的に、孫崎氏の本は、豊富な知識と外交経験により書かれています。

ナゴルノ・カラバフ2011年07月20日

  
 ナゴルノ・カラバフはアゼルバイジャンの中央にあるアルメニア人の居住地で、アルメニアへの帰属を主張し、独立状態にある。
 写真は、ナゴルノ・カラバフから日本に宛てられた郵便で、独自の切手が使われている。 (宛名はボカシテいます。)
 ナゴルノ・カラバフの首都ステパナケルトで差し出され、アルメニアの首都エレバンを中継し、そこから世界各国に運ばれる。切手からも分かるように、アゼルバイジャンの権力はこの地に、及んでおらず、アルメニアの自治州のような形になっている。

 ソ連時代、アゼルバイジャン、アルメニアともに同じソ連と言う国家に属していたため、ナゴルノ・カラバフがアルメニアでもアゼルバイジャンでも、大きな違いはなかった。実際には、アゼルバイジャン共和国の自治州となっていた。
 ソ連が崩壊に向かうと、ナゴルノ・カラバフはアルメニアへの帰属を要求、これに対抗して、1991年11月23日、アゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフ自治州の廃止を宣言、さらに、ソ連崩壊とともに、アルメニア、アゼルバイジャンが独立国となると、両国はナゴルノ・カラバフの帰属をめぐって、戦闘状態になる。翌1992年1月7日には、ナゴルノ・カラバフ共和国が独立を宣言した。
 1994年5月12日、ロシアの調停で、アルメニアとアゼルバイジャンは、和平協定に署名し、戦闘は一応終結した。

 先日、20011年7月18日のVOR(Voice of Russia)の報道によると、アゼルバイジャンのエルマル・マメディヤロフ外相は、モスクワでのラヴロフ外相との会談後の記者会見で「ナゴルノ・カラバフを巡るアゼルバイジャン・アルメニア間の平和合意作成を始める時が来た」と述べたそうです。
 
 そろそろ、恒久的解決の時期が到来しつつあるようです。
 ナゴルノ・カラバフはアルメニア人居住地区ではあるけれど、ソ連時代にはアゼルバイジャン人も住んでいました。今では、アルメニア人が圧倒的多数で、実質的にアルメニア領になっています。

セシウム牛2011年07月21日

牛肉のセシウム汚染は始めから予想されたこと。

 最近、牛肉がセシウムに汚染されていることが話題になっています。
 餌の藁が汚染されていたので、こうなることは予見できたはず。稲藁の汚染を避けるためには、稲藁を屋外に放置してはならないのだけれど、そうすると、今度は、露地野菜は食べられなくなってしまうし、子供が外で遊ぶこともできなくなってしまう。それでは、広い範囲で、退避しなくてはならず、そのためには経費がかかりすぎるので、現実問題として不可能でした。

 牛が汚染されると困るので、稲藁は外に出すな。子どもが汚染されても良いから、野菜は気にしないで食べろ、外で遊ばせろ。。。とは言えないでしょう。

 牛肉のセシウム濃度の基準値は500ベクレル/kgだそうで、この値を越えたので大騒ぎになっています。でも、たとえば、牛肉が1000ベクレル/kgならば、子どもだって、1000ベクレル/kgになっているかもしれない。解体して人肉を測定しないので、詳しいことは分かりませんが。

 1000ベクレル/kgの放射性セシウムの内部被曝を、外部被曝に換算すると、どの程度になるのか、計算してみます。

 Cs137は、半減期30年、0.512Mevでβ崩壊して、Ba137mになり、Ba137mは、半減期2.6分、0.662Mevでγ崩壊して、安定なBa137になる。生体がCsを取り込むと、代射により減少するので、Cs137の生体内での半減期は70日~120日程度とされている。 γ線はすべて生体に吸収されるわけではないけれど、最悪の事態を想定して、β線、γ線エネルギーがすべて生体に吸収されるものとする。また、セシウムの生体での半減期を90日(7.8E6sec)とする。

①Cs137の原子核一つの崩壊エネルギー 0.512Mev+0.662Mev=1.88E-13J
 すなわち、1ベクレルのCs137のエネルギー 1.88E-13J/s
②生体内でのCs137のエネルギーを I(t) とすると、
  I(t)=I0×exp(-t/α) 
  (ただし、α=半減期÷log2、I0は初期エネルギー) 
となるので、生体が受ける1ベクレルのエネルギーの積算は次式となる。
 E=∫I(t)dt=I0×α=1.88E-13×7.8E6÷log2=2.1E-6 J
  (人が生きる時間は90日よりも十分に長いとした。) 
③1000ベクレル/kgのエネルギー
 2.1E-6×1000=2.1E-3J/kg=2.1mGy=2.1mSv (2.1ミリシーベルト)

 以上の計算で、1000ベクレル/kgの放射性セシウムの内部被曝を、外部被曝に換算すると、2.1ミリシーベルトになることが分かります。(γ線の漏出を考えると、もう少し小さくなる。)

 政府は、福島の子供たちが、被曝する線量の許容値を年間20mSvとして、学校の校庭の線量の基準を3.8μSv/hとしました。これは、批判が強くて、福島の学校は校庭の土を入れ替えています。
 政府が考えた福島の子供の安全基準は年間20mSvなのに対して、セシウム1000Bq/kgが体内にあっても、一生で2.1mSvにしかならない。この程度の被曝は、許容の範囲内と考える人も多いでしょう。

 今回の牛肉汚染騒ぎは、「牛は汚染させてはならないけれど、福島の子供は少しぐらい汚染させてもかまわない」と、言えなかったことに、原因があるように思います。

 以上、計算間違いがあったらごめんなさい。


注意:一生で2.1mSvになるのは、体のすべてが1000Bq/kgの割合で汚染された場合であって、汚染牛肉を1kg食べた場合ではありません。汚染牛肉を自分の体重よりもたくさん食べた場合は、一生で2.1mSvに相当するかもしれない。

注意:内部被曝を外部被曝に換算する方法は吸収エネルギーを使いました。そうすることになっているのですが、本当に、これで放射能の危険性が同じと考えてよいのか、異論があります。一生で2.1mSvだからといって、外部被曝2.1mSvと同程度の被害と考えてよいものか?

本の紹介-原子力神話からの解放2011年07月23日


原子力神話からの解放 -日本を滅ぼす九つの呪縛  高木仁三郎/著(講談社プラスアルファ文庫)

今から10年以上前に出版された同名の本の再販。ただし、若干の注記が加わっている。

福島原発事故後、原発の安全性や、放射能の危険性、原発の経済性、日本の原子力技術の問題等を指摘する本が、多数出版されているが、この本は、10年以上前に、これら問題点を指摘している。
原発の問題は、ずっと以前から知られていたことであるにもかかわらず、政治・学者・電力会社が一体となって、日本の原発は安全で、経済的であるかのように吹聴してきたものだった。

この本を読むと、福島原発事故は、起こるべくして起こったことがよくわかる。

2011年6月 高速増殖炉もんじゅ見学記2011年07月24日

注)写真をクリックすると、新しいウインドウで拡大表示します。

白木海岸から見た「もんじゅ」全景




2011年6月の土曜日の午後、直前に予約を取って、もんじゅを見学した。
見学できる場所は、次の4つ。


○エムシースクエア
  (もんじゅPR館)
(予約なして見学可能)
○ナトリウム取扱研修施設     (事前予約必要)
○保守研修施設 (事前予約必要)
○もんじゅ展望台
  発電所内にある展望台
(事前予約必要)

事前予約は、原則一週間前までに申し込み、入場時には身分を証明する書類が必要になる。


 見学の数日前、エムシースクエアに電話して、見学申込書の用紙をMailで送ってもらい、必要事項を記入して返送。本当は、午前のほうがよかったけれど、他の予約が入っているということで、午後になった。申し込みは、原則1週間前なのだけれど、直前でもOKだった。
 約束の時間にエムシースクエアにつき、身分証明書として、パスポートを受付嬢に提示。それから、担当の金城さんの案内で、エムシースクエア、ナトリウム取扱研修施設、もんじゅ展望台を見学した。
 最初に、15分ほど、もんじゅPRの3D映画を鑑賞した後、エムシースクエアを見学。ここは、予約なしで、見学可能だ。

  炉心の模型。
 見学したときは、左側にある、炉内中継装置が引き抜けなくなっていた。

 「もんじゅ」は炉心冷却にナトリウムを使うことに特徴がある。通常の、水で冷却する原子炉では、非常時に、カメラを内部に入れて、内部を見ることが可能だ。しかし、「もんじゅ」では、ナトリウムで満たされているので、内部を直接見ることはできない。非常事態が生じたときの安全性に、大きな障害になる原子炉といえるのではないか。

 1次ナトリウム主配管の模型。ステンレス管。
 外形が800mmを超えているのに、肉厚は、わずか11.1mmと薄い。
 内部のナトリウムが冷えると、熱伝導率の違いから、ステンレスの外側が高温で、内側が低温になるので、肉厚を厚くすると、良くないのだとか。
 しかし、これでは、耐震強度など、強度が低下し、安全性の余裕度が少なくなるだろう。この模型だけでも、高速増殖炉は、技術的に時期尚早に思える。


エムシースクエア見学の後、車で、すぐ近くのナトリウム取扱研修施設に移動。歩いても、すぐのところです。


 ナトリウム燃焼実験設備。高校生の実験に良さそうな設備です。ナトリウムは燃焼すると酸化ナトリウムになり、この上記を吸い込むと、肺がただれ、非常に危険です。
 実験設備は、酸化ナトリウムが漏れないようになっている。
 同じ部屋で、見学者は金属ナトリウムカットする体験ができます。でも、水に入れる実験はできないようです。金属ナトリウムのかけらを水に入れると、火を噴いて面白いのだけれど。



 ナトリウム取り扱い研修施設。




 ナトリウム火災消火研修施設。
 ナトリウムは、水をかけると発火するので、水で消火することはできない。ナトリウムが燃焼した煙は、非常に危険なので、消火には、特殊な訓練が必要だ。
 消火は、燃焼しているナトリウムを、特殊消化剤で覆い、酸素を遮断する。冷却配管が大破断して、ナトリウム漏れを起こしたときのように、大量のナトリウムがある場合は、ここでの訓練はあまり役に立たないだろう。

このほか、制御棒(ボロン化合物)を入れる模型やなどを見学。もし、制御棒が入らなくなったら、原子炉は暴走するのだろうか、自然に停止するのだろうか。


このあと、発電所内の、もんじゅ展望台へ。

 ゲートを越えると、トンネルがあって、発電所はその先だ。道路から、テロリストが侵入するのは困難だろうが、山を越えれば、困難なく進入できるように感じたが、どうだろう。
 ここから先は、原子力発電所内なので、撮影禁止。

本の紹介-暴走する原発2011年07月26日


暴走する原発  チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと 広河隆一/著 小学館 (2011/5/20)

 福島原発事故が起こった時、これまで原発を推進してきた学者たちが、マスコミに出演して、原発事故はたいしたことなく、放射能の健康被害はないと盛んに説明していた。
 このような解説に対して、眉唾っぽく感じた人は多かっただろう。子供のいる福島市民の中には、いち早く退避した人もいるが、中には、眉唾説明を根拠に、放射能被害はないと、自分に言い聞かせて、子どもを放射能汚染がひどい福島市に滞在させてしまった親もいるだろう。既に、一定量の被曝をしてしまったとしても、夏休みだけでも、安全な場所に避難させたいと考える親は多く、福島市の子供たちは、夏休み期間中、長期の旅行が多いようだ。

 この本は、チェルノブイリ原発事故の3年後から数回にわたって、現地を取材したジャーナリストのチェルノブイリ事故報告に、福島原発関連の章を書き加えたもの。
 チェルノブイリでは放射線汚染が激しい地域は、いまだに、強制退避になっている。この時の環境放射能強度の基準は2.4μSv/hだった。現在、福島市の一部では、これよりもさらに放射能汚染がひどいのに、子どもが遊んでも平気だとの、恐ろしい事態が起こっている。チェルノブイリでは、事故後5年以上たって、多くの子供たちに放射能被害が発生した。単純に環境放射線強度だけで比較することはできないが、事故後のチェルノブイリの惨状を知ることは、福島市在住の子供の今後を考える上で、大いに参考になる。

 事故後、子供を退避させなかった親、いまだに、政府の定めた暫定基準以内ならば安全と考えている親は、是非ともこの本を読んで、子供にとってそれでいいのか、良く考えてほしい。

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