本の紹介ー高山寺の美術 ― 2020年08月12日

土屋貴裕/編『高山寺の美術: 明恵上人と鳥獣戯画ゆかりの寺』吉川弘文館 (2020/3)
京都・栂尾の高山寺は『鳥獣戯画』で有名。同時に、華厳宗の高僧・明恵上人高弁ゆかりの寺として有名。
現在、高山寺に伝わる国宝・重文には文書が多いが、美術品にも、国宝・重文が多数ある。
本書は、博物館学芸員を中心とする博物館関係者7名の論文。このうち最初の一章は明恵と高山寺美術の関連に対する解説。他の6つの章はそれぞれの美術作品の解説だが、明恵との関連の解説が主となっており、美術品自体の説明は少ない。最後の一章は「鳥獣戯画」の解説で、この章のみ、明恵とは関係がない。
要するに、美術作品の解説というよりも、明恵との関連の視点が多い。
京都・栂尾の高山寺は『鳥獣戯画』で有名。同時に、華厳宗の高僧・明恵上人高弁ゆかりの寺として有名。
現在、高山寺に伝わる国宝・重文には文書が多いが、美術品にも、国宝・重文が多数ある。
本書は、博物館学芸員を中心とする博物館関係者7名の論文。このうち最初の一章は明恵と高山寺美術の関連に対する解説。他の6つの章はそれぞれの美術作品の解説だが、明恵との関連の解説が主となっており、美術品自体の説明は少ない。最後の一章は「鳥獣戯画」の解説で、この章のみ、明恵とは関係がない。
要するに、美術作品の解説というよりも、明恵との関連の視点が多い。