コノフィツム満開 ― 2025年10月05日
ヒガンバナ ― 2025年10月06日
ロシア軍、攻勢続く ― 2025年10月07日
全線にわたって、ロシア軍の攻勢が続いている。上の図は、ウクライナ側のDeepStateによる数値を使って作成した、月ごとのロシア軍が解放した面積の増加量。ウクライナ側データを使用しているため、ロシア軍支配面積を過小評価する傾向がある。
2025年を見ると、7月、8月、9月と解放面積増加量が低下している。このため、ロシア軍の攻撃能力が鈍化しているとの見方もあるが、そんなに単純ではない。現在、ロシア軍は全線にわたって大攻勢をかけており、獲得面積の拡大を、必ずしも目的としていないと思われる。特に、クピャンスク、シべリスク、コンスタンチノフカ、ポクロフスクのような、ウクライナ軍の主要拠点を包囲攻略中のため、獲得面積が大きく増えないのは当然だ。いずれにしても、状況をもう少し見守る必要がある。
2025年を見ると、7月、8月、9月と解放面積増加量が低下している。このため、ロシア軍の攻撃能力が鈍化しているとの見方もあるが、そんなに単純ではない。現在、ロシア軍は全線にわたって大攻勢をかけており、獲得面積の拡大を、必ずしも目的としていないと思われる。特に、クピャンスク、シべリスク、コンスタンチノフカ、ポクロフスクのような、ウクライナ軍の主要拠点を包囲攻略中のため、獲得面積が大きく増えないのは当然だ。いずれにしても、状況をもう少し見守る必要がある。
本の紹介-フェイクファシズム 飲み込まれていく日本 ― 2025年10月08日
金子勝/著『フェイクファシズム 飲み込まれていく日本』日刊現代 (2025/7)
内容は日本政府始め、昨今の日本の状況を否定的にとらえる記述。特に、ニセ情報により誘導される輿論の問題点を指摘する。日本の現状認識に対しては、完全に同意するが、既に知られていることでもあり、また読んでいると、日本のあさましい現状を再認識させられることになり、なんだか悲しくなる。現状を変えるため、著者は処方箋を各所で示しているが、必ずしも同意できるものばかりではない。
以下に、目次を示す。
-目次-
第1章 トランプは世界をどう変えるのか
分断とフェイクファシズムを乗り越えてカタストロフの時代を生きるには
第2章 アベノミクスをどう終わらせるか
政治腐敗、経済破綻、フェイクの嵐を解毒する処方箋
第3章 マイナ保険証の失敗の本質
世界に後れを取るIT産業への真の救済策とは
第4章 エネルギー転換はなぜ必要か
間違いだらけの原発政策の呪縛を解く
第5章 崩壊する農業と農村を立て直す道
食料・農業・農村基本法の見直しは「農村破壊法」だ
ロシア軍、攻勢続く ― 2025年10月09日
全線にわたって、ロシア軍の攻勢が続いている。
8月中旬、ウクライナ応援団は、ポクロフスク(Pokrovsk)北側で、ロシア軍が包囲されたとの情報を盛んに流していた。1か月もすると、これが嘘であることが明白となった。
https://cccpcamera.asablo.jp/blog/2025/09/26/9805589
ポクロフスク北側で何が起こっていたのか、徐々に明らかとなっている。なお、ここは、ドブロピリア市の東側にあたるので、Dobropillia directionとも呼ばれる。
上の図は8月11日ごろの両軍支配地の様子。水色がウクライナ軍支配地で、オレンジがロシア軍支配地。白は、両軍の接触線。地図はロシア側の情報源DIVDENによるもの。
上の図は、翌日8月12日の両軍支配地。わずか1日足らずで、ロシア軍は大きく占領地を獲得した。ありえないほどのスピード進軍であるが、8/11の図でウクライナ軍支配地域となっていた場所には、ウクライナ軍はほとんどおらず、ロシア軍は、多くは、無人の荒れ地や畑を進軍した、ことが真相のようだ。途中に小集落がいくつかあるが、住民はロシア軍と戦うようなことはなく、場合によってはロシア軍を歓迎したようだ。上の図ではロシア軍が舗装道路T0514に到達したことになっている。斥候が到達した可能性は高いが、ロシア軍が足場を築いたか疑わしい。
ところで、ロシア軍がT0514の一部を支配したとすると、ドブロプリアからクラマトルスクに至る最短道路が使えなくなり、1時間で行くところが1時間半程度かかることになる。ウクライナ軍にとって、うれしくはないが、それほど重要というわけでもないだろう。
上の図は、8月18日の両軍支配地。ロシア軍に領土を占領されると、ウクライナ軍は急遽アゾフ大隊を中心とした部隊を結成し、反撃に出た。Zolotyi Kolodyazからは押し戻したが、Kucheriv Yarはロシア軍に支配されたままなので、舗装道路T0514はロシア軍の攻撃にさらされる。このため、ウクライナ軍からすれば、Kucheriv Yarを奪回したいところだろうが、それはできていない。
上の図は、9月15日の両軍支配地。これまでと大きな違いはない。
上の図は、10月1日の両軍支配地。大きな変更はないが、北部突出部の付け根部分の一部が、ロシア軍支配地から交戦地に変わった。この場所は、荒地や畑なので、ロシア軍が手薄なところにウクライナ軍が時々進軍しているもの。ただし、一時、Nove Shakhoveをウクライナ軍が掌握したことがあったとの情報もある。
ポクロフスク市南部・西部のロシア軍支配地が拡大した。
上の図は、10月7日の両軍支配地。Zolotyi Kolodyaz南端にロシア軍支配地域が広がった。この進軍が、ロシアにとって、どれだけ意味のあることか分からない。ポクロフスク市西部のロシア軍支配地が拡大した。こちらは重要。
本の紹介-桐生市事件: 生活保護が歪められた街で ― 2025年10月10日
小林美穂子、小松田健一/著『桐生市事件: 生活保護が歪められた街で』地平社 (2025/3)
生活困窮者に対して、生活保護という制度があるが、多くの自治体では生活保護をさせないように努力をしている。先進国の中で、日本は突出して生活保護が少ないと言われているゆえんである。
こうした中、桐生市役所では、生活保護受給者にたいして、定められた現金の一部を預かり金として、全額を渡さなかった。明らかに違法行為であるが、本人の希望として処理していた。このほかにも数々の非人道行為が行われていたが、このような行政は他の自治体と比べても極端だった。
本書は、元東京新聞記者で元前橋支局長の小松田健一らによるもので、桐生市の生活保護切り捨ての状況を克明に記載している。文章は読みやすい。ただし、一部ドキュメンタリー風で、読むのが面倒に感じる部分があった。本書を読むと桐生市の非人道的対応が良くわかるが、なぜ、桐生市が他市に比べて突出して非人道的だったのか、この点は、わからなかった。
桐生市はもともと絹織物の町として栄えたが、今では衰退の町なので、財政が厳しいのだろうが、しかし、そのような町は全国にいくらでもある。桐生市長は絹織物問屋社長のはずだが、そういった個性が関係しているのだろうか。群馬県は、他県に比べて弱い者いじめが盛んな地域とも思えないので、桐生市役所員が、どのような理由で極端に非人道的だったのか、不思議でならない。
本の紹介―新・古代史 ― 2025年10月15日
NHKスペシャル取材班/著『新・古代史: グローバルヒストリーで迫る邪馬台国、ヤマト王権』(NHK出版新書 735)(2025/1)
最新の日本古代史知識の現状が新書にまとめられている。
弥生時代後期の卑弥呼から古墳時代初期の雄略天皇までの日本史。卑弥呼の時代は魏志倭人伝に記述があるが、いまだに邪馬台国がどこにあったのか、あるいは、卑弥呼は日本書紀の記述と関係があるのか、わかっていない。また、4世紀の日本については中国の文献にもなくて、詳しいことはわかっていない。
本書は、このような日本史の現状を説明するもの。日本が、中国・朝鮮と交流を持っており、日本史は、東アジアの国際情勢と関係があるので、当時の中国・朝鮮の状況に関する記述もある。
本の紹介ーウクライナ戦争 即時停戦論 ― 2025年10月16日
和田春樹/著『ウクライナ戦争 即時停戦論』平凡社新書(2023/8)
2022年2月、ロシアがウクライナに進攻すると、和田春樹をはじめとする、ロシア・ウクライナ史が専門の学者ら14人は、3月に、即時停戦を求める声明を出した。14人は、以下の学者。
伊東孝之(北海道大学名誉教授) 加納格(法政大学元教授) 塩川伸明(東京大学名誉教授) 富田武(成蹊大学名誉教授) 藤本和貴夫(大阪経済法科大学元学長) 和田春樹(東京大学名誉教授) 加藤史朗(愛知県立大学名誉教授 梶浦篤(電気通信大学教授) 豊川浩一(明治大学教授) 長與進(早稲田大学名誉教授) 西成彦(立命館大学名誉教授) 羽場久美子(青山学院大学名誉教授) 毛里和子(早稲田大学名誉教授) 吉田浩(岡山大学准教授)
声明は、日本・中国・インド政府が和平を仲介することを求めるもので、日本政府・ロシア大使館には伝えたが、特に考慮された様子はなく、また、マスコミの関心も得られず、影響力はなかったようだ。テレビの解説等では、ウクライナ応援団の学者らが出演し、ウクライナ応援言説を繰り返しており、和平を求める学者らの見解は完全に無視されていた。
本書は、ロシア側あるいはウクライナ側の見解ではなく、中立的に事実を説明し、即時停戦を求めるもの。このような冷静中立の見解は、今の世界では影響力を持たないようだ。
以下、目次を記す
第1章 戦争が起れば「即時停戦」を求めるのは当然だ!
第2章 プーチンは世界征服をたくらんではいない
第3章 ロシアとウクライナは一つの国だった
第4章 即時停戦と三国仲裁を求める声明
第5章 米国主導の戦争―?「新しい戦争」が始まった
第6章 改めて即時停戦、中印による仲裁を求める!
第7章 戦争の渦中で起きたテロルという衝撃
第8章 停戦実現に向けた提言――朝鮮戦争での事例から考える
第9章 准世界戦争化の時代に突入した
第10章 Ceasefire Now! ――世界中で広がる「今こそ 停戦を!」の声
クピャンスク解放 ― 2025年10月17日
タイトルは、少し気が早い。
クピャンスクはハリコフ州東部の都市。5㎞四方程度の都市だが、南部の600m四方の市街地と若干の周辺地区を残して、ロシア軍が解放した。未開放地区には、多少のウクライナ兵が立てこもっているが、掃討されるのは時間の問題だ。
クピャンスクはハリコフ州東部の都市。5㎞四方程度の都市だが、南部の600m四方の市街地と若干の周辺地区を残して、ロシア軍が解放した。未開放地区には、多少のウクライナ兵が立てこもっているが、掃討されるのは時間の問題だ。
ポクロフスク解放間近 ― 2025年10月19日
ポクロフスクはドネツク市北西部にある交通の要衝。1年以上前からここの攻防が焦点だった。
ロシア軍が、ポクロフスク市街に大規模突入したとの情報が多い。ロシア軍は、夏ごろから、頻繁に市内に突入していたけれど、この時は、小規模部隊によるもので、占領を目的としてはいなかった。しかし、今回の突入は、これまでと異なり、全市に渡って大規模な攻撃のようだ。
図は、ロシア側Divgenによるもの。オレンジがロシア占領地で、濃いオレンジが新たに占領した地域。水色がウクライナ占領地で、白は交戦地。Divgenの地図で、どちらかの占領地になっていても、完全な支配が確立されて侵入を許さない状況を意味しているわけではない。特に、どちらかの占領地になっている場所でも、どちらの軍もいないほぼ無人の荒地・畑地の場合もある。
ロシア軍が、ポクロフスク市街に大規模突入したとの情報が多い。ロシア軍は、夏ごろから、頻繁に市内に突入していたけれど、この時は、小規模部隊によるもので、占領を目的としてはいなかった。しかし、今回の突入は、これまでと異なり、全市に渡って大規模な攻撃のようだ。
図は、ロシア側Divgenによるもの。オレンジがロシア占領地で、濃いオレンジが新たに占領した地域。水色がウクライナ占領地で、白は交戦地。Divgenの地図で、どちらかの占領地になっていても、完全な支配が確立されて侵入を許さない状況を意味しているわけではない。特に、どちらかの占領地になっている場所でも、どちらの軍もいないほぼ無人の荒地・畑地の場合もある。











