カントウタンポポ ― 2006年05月05日

さいたま市・荒川河川敷のサクラソウ公園にはカントウタンポポが自生しています。今から数十年前には、東日本ではどこでも見られたタンポポですが、その後、セイヨウタンポポに押されて、めっきり見かけることがなくなってしまいました。
サクラソウ公園も、サクラソウ自生地付近ではカントウタンポポが見られますが、運動場付近はセイヨウタンポポになっています。
カントウタンポポとセイヨウタンポポの見分け方は、花の外側にあって、がくのように見える総苞外片を見るのが、一番簡単です。総苞外片は、セイヨウタンポポでは反り返るのに対して、カントウタンポポは反り返っていません。カントウタンポポの開花期は春であるのに対して、セイヨウタンポポは一年中咲く等の違いも有ります。葉の厚さは、明らかに、カントウタンポポが薄いので、二種類並べて比較すると違いは容易に分かります。