女性器検査(陰門改メ)2010年02月25日

 新聞によると、長崎県では18歳未満に避妊具を販売することの是非が議論されているそうです。多くの県では18歳未満でも避妊具販売は何の問題もないのだけれど、長崎県では条例で規制されているのだとか。避妊具は性病感染の予防に効果があるので、青少年が避妊具を使うことは奨励されているのだろうと思っていたので、条例で規制されている点、ちょっと驚きです。

 長崎は、売春婦(遊女)に対して、性病検査(陰門改メ)をした最初の地です。
 長崎市・稲佐地区にある悟真寺近辺に、かつて露西亜マタロス休憩所があったそうです。でも、今では、すっかり民家になっていて、当時の面影を残すものはありません。(悟真寺の裏手なのか、丸尾地区なのか、良く分りません。)
 ウラジオストックは冬季凍結するので、当時、ロシア人水夫は長崎に滞在することが多く、性病の蔓延を恐れたロシアが、遊女たちに陰門検査を求めたところ拒絶されたので、ロシア人専用の遊郭を作ったのが、露西亜マタロス休憩所です。
 新たに、近在の娘を募って売春させたものですが、彼女達には性器検査が行われました。当時、金のために喜んで体を売る習慣が有ったのか、遊女は簡単に集まったそうです。

 渡辺 淳一/著 長崎ロシア遊女館 (講談社文庫) を読みました。
 この本は、著者の短編がいくつか納められているもので、最初の40ページほどが『長崎ロシア遊女館』です。
 どこまでが史実で、どこからが作り話なのか良く分りませんが、性器検査の経緯や、どのようにして女性器を開いて検査したのかが良く分ります。

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