終戦記念日2011年08月15日

 8月15日は終戦記念日。正式には「戦没者を追悼し平和を祈念する日」。
 
 1945年8月15日、いわゆる玉音放送があり、日本国民は戦争の終結を知ったため、8月15日が日本では終戦記念日となったと説明される。もともと、8月15日は月遅れのお盆で、死者を追悼する日だったため、戦没者を追悼するにふさわしい日として日本に定着した。
 
 しかし、この日に戦争が終結したわけではない。
 
 8月15日、天皇は日本軍に対して『各軍は別に命令する迄各々現任務を続行すへし(大陸命第千三百八十一号)』と戦争の続行を命令、翌日、マッカーサーより戦闘停止の要請があると『即時戦闘行動を停止すへし、但し停戦交渉成立に至る間敵の来攻に方りては止むを得さる自衛の為の戦闘行動は之を妨けす(大陸命第千三百八十二号)』と抵抗を命令、このため、特にソ連・中国にあっては、戦争はなおも継続した。
 支那派遣軍以外の軍隊に対して、8月22日に8月25日以降の戦闘停止を指示したため、ソ連との戦争はおおむね8月下旬には終了したが、支那派遣軍の戦闘が終結するのは、さらに後のこととなった。
 9月2日、大陸命特第一号により『敵対行為を直ちに終止し、武装を解除』を命令し、ここに日本軍の戦争は終わった。
 
 日本では、盂蘭盆会の関係で、8月15日を終戦の日としているが、諸外国では、9月2日・3日を終戦の日としている国が多い。
 
 これは、1995年9月2日に、アメリカ合衆国で発行された、日本に対する勝利50周年を記念した切手。アメリカでは戦争終結の日は公式には9月2日です。
 
 
 
 こちらは、1995年9月3日に、中国で発行された抗日戦争勝利50周年記念切手。中国では、戦争終結の日は公式には9月3日です。 
 
 
 
 ロシアでは、戦争終結の日は9月3日だったが、2010年に、9月2日に変更された。

 台湾は戦争終結の日(光復節)は10月25日であるため、1995年10月24日に、戦勝50周年を記念する記念切手が発行された。

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