本の紹介-福島原発の闇 ― 2011年08月21日
福島原発の闇 原発下請け労働者の現実
1970年代の終わりごろ、フリージャーナリスト堀江邦夫は、自ら原発下請け労務者となって、原発労働の実態を調査した。このときのルポは、『原発ジプシー 増補改訂版 ―被曝下請け労働者の記録 』として、出版されている。原発労働は、下請け、孫請け・・・とピラミッド構造になっているが、堀江邦夫は、自ら、日雇い労務者として、美浜原発、福島原発、敦賀原発の労働に従事した。
本書は、堀江邦夫の文章に、水木しげるが漫画を書いたもの。
堀江の文章は、簡潔になっているが、水木の漫画が、おどろおどろしい、原発の実態を伝えている。
堀江の本を読んだことのある人も、読んでいない人も、本書は原発作業員から見た原発の実態を理解するうえで、大いに参考になる本であり、原発の将来を考えるためにも、多くの人に読んでもらいたい本だ。