エアーカウンターS(放射線測定器) ― 2012年03月03日
定価の7300円で売っているけれど、AMAZONならばもっと安価だ。
エアカウンターS
原発事故後、中国製の怪しげなガイガーカウンターが数万円から数十万円で売られていたけれど、ずいぶん安くなった。
エステーのエアーカウンターはホリバのシンチレーションカウンターよりも使いにくいが、ホリバのは10万円以上するから、値段を考えたらずいぶんお買い得だろう。環境放射線が心配な人は購入の価値あり。ただし、食品の放射能を測定するものではないので、食品安全性の用途には使えない。また、計測に時間がかかるので、緊急避難の用途にも使えない。 エステーのエアーカウンターは値段は安いけれど、精度は十分です。
旧帝大+東工大の数学入試問題難易度 ― 2012年03月05日
難しい順に以下のような感じです。
1 東大、
2 京大、名大
3 東北大、阪大、九大
4 北大
昨年に比べて、極端に難しい問題が影を潜めたので、難易度は平均化している。北大がやさしくなった。昨年難しかった名大・阪大は元に戻った。京大・名大や、東北大・阪大・九大は、それぞれ、あまり違わないけれど、だいたい、この順。
東工大の難易度はどう評価したらよいのか悩みます。問3,6を除けば、北大と同程度かそれ以下。でも、問3,6を完答するのは大変で、100点取るのだったら、東大、京大、名大並に難しい。英語ができて、6問中4問できれば合格と考えていた人は楽勝で、全問ほぼ正解しないと合格は無理と考えていた人には、相当困難だっただろう。
問題と予備校の解答はここにあります
http://nyushi.yomiuri.co.jp/12/sokuho/
ザゼンソウ ― 2012年03月11日
ザゼンソウ(2) ― 2012年03月11日
本の紹介-日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島 ― 2012年03月18日

日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島 (角川oneテーマ21)
東郷和彦、保阪正康/著 角川書店(2012/2/10)
前半は、東郷・元条約局長の、北方領土、竹島、尖閣の領土問題解説。後半は、東郷氏と作家の保坂氏の対談で、おおむね、保阪氏が質問し、東郷氏が答える内容になっている。
北方領土問題解説では、日ソ・日露の交渉の経緯が詳しい。ただし、東郷氏の著書「北方領土交渉秘録」の概要を説明したような内容なので、同書をすでに読んでいる人には特に目新しいことはないように感じる。交渉経緯のおさらいには良いだろう。東郷氏は日本側の交渉担当者なので、解説は、基本的には、日本側の見方になっている。
竹島の解説は、池内氏の説を引用に負うところが大きい。竹島問題では、韓国側の解説では「竹島韓国領論」を主張するものが多いが、日本では「竹島日本領論」から、どちらにも批判的なものまでさまざまである。池内氏の論は、日本に都合の良いことだけを言いふらすものではないが、基本的には、日本に好意的な論であるため、本書においてもそのようになっている。
尖閣問題については、いくつかの本を参考に概要を手際よくまとめているが、詳しくはない。歴史的経緯については、井上清氏の本や、浦野起央氏の本の引用によるところが多い。
後半は、領土問題に対してどのように対処すべきなのかとの観点で、東郷氏の考えが随所に見られる。しかし、対談形式であるため、いまひとつはっきりしないし、論を精密にまとめたものでもない。
総じて言えば、日本の領土問題である「北方領土」「竹島」「尖閣」について、何が問題で、なぜ解決しないのか、どのようにすればよいのか、そういうことを考える上で参考になるだろう。
甲子園 ― 2012年03月24日
「~バラの香匂う学び舎にて友よ~」
地元の建設会社だった井上工業の社長が趣味で高校にバラ園を作っていた関係で、このような校歌になっていました。でも、井上工業は経営破綻して、架空増資事件で、元幹部らは執行猶予付きの懲役判決。
花粉症 ― 2012年03月25日

花粉症がだいぶ悪化してきた。もっとも、マスクをして、薬を飲んでいればドウってことない。
今は、アレジオンを飲んでいます。市販薬の中では、眠くなることが少なく、症状が治まる薬です。眠くならないわけではないけれど、マレインサンクロルフェニラミンに比べれば、ずっと軽い。効き目はちょっと穏やかだけれど、アゼプチンよりもよく効きます。一日一回服用なので、多少の眠気も1日続く。
甲子園 ― 2012年03月25日
本の紹介-民間事故調の報告書 ― 2012年03月26日

福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書
民間事故調の検証報告書。400ページと内容豊富でも¥1500と安価です。
報告書の内容が十分なものなのかそうでないのか良く分からないけれど、原発事故に関心があるものは読む必要がある本でしょう。
本の紹介-日本地図史 ― 2012年03月27日

日本地図史 金田章裕・上杉和央/著
北方領土が地図に現れた最初のものは、現存するものでは、1643年のド・フリース図である。日本でも、翌年の正保御国絵図に描かれている。どちらも、不完全なものであるが、日本では、あたかも、日本が太古の昔から北方領土を支配していた証拠であるかのように宣伝される。
地図に描かれているからと言って、日本が実効支配していたと短絡的に判断することは出来ない。日本の地図はどのように作られてきたか、特に、国絵図はどのような変遷をしているのかを知ることは、領土問題理解のうえでも必要なことである。
本書は、古代地図から、中世地図、江戸幕府の国絵図、東西交流による世界図、近世地図にわたり、日本地図史の全体像を説明している。
北方領土問題で有名な、正保御国絵図について、本書では以下の説明がある。
『松前については、原図ないし控図などは確認されていないが、正保国絵図をもとにして作られた日本図にその形が記されている。そこには一見、どこであるかまったく見当のつかない島が描かれている。日本の他の地域の「かたち」がそれなりに整っていることもあり、北方に対する知識がきわめて乏しかった状況を明瞭に知ることができる。(P92)』
初歩的な地図史の知識さえあれば、正保御国絵図をもって「日本が北方領土を実効支配していた証拠」などと考えることはないだろう。