アイヌの鍬形・霊感商法2023年05月11日

 
 東京国立博物館にアイヌの鍬形が展示されている。東京国立博物館では複数の鍬形を所蔵しているが、展示されているのはそのうちの一つ。
 アイヌの鍬形とは、有力なアイヌのみが所持し、霊力が強い宝物と信じられていたようだ。家に置くものではなくて、洞窟や地中に隠していたそうで、このため伝世品は少ない。本品は北海道栗山町角田字桜山出土の一つ。銀飾りがついているものもあるようだが、本品は鉄板で作った粗雑品の雰囲気が強い。
 アイヌの鍬形は、日本で作られたことは確実のようだが、いつごろ作られたのかは、はっきりしない。
 どう見ても、粗雑で、価値があるものには見えないが、霊力があると信じられたと言われているので、不思議だ。

 統一協会は壺を売っていた。どう見ても、安物の花瓶にしか見えないが、霊力があるようにだまして、高額で売った。アイヌの鍬形を見ていたら、統一協会による霊感商法の壺を連想した。

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