本の紹介-日本解体論2023年08月24日

 
白井聡、望月衣塑子/著『日本解体論』(2022/8) 朝日新書
 
 東京新聞記者の望月と政治学者の白井の対談。
 二人はともに、日本社会の劣化を嘆いている人なので、対談の息はぴったり合っていて、読みやすい。
 本書の内容は1章から5章までの大半が、日本の政治・日本社会・日本のマスコミ・日本の学界などが御用機関と化している状況を指摘するもの。
 第6章はロシアウクライナ戦争に関する内容でだがページ数も少ない。著者の白井はソ連崩壊期にロシアに滞在していたようだが、彼の知識は古すぎに感じる。望月はロシア問題には詳しくないようだ。

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