本の紹介―東郷和彦/著『北方領土交渉秘録』 ― 2007年06月24日

2007年5月25日、新潮社から、東郷和彦/著『北方領土交渉秘録 失われた五度の機会』が出版された。
東郷和彦氏は、元外務省条約局長・欧亜局長であるが、ムネオ・真紀子対立のときにムネオ側の官僚のため失脚した。
本は、北方領土交渉の著述。ゴルバチョフ時代から2005年までの北方領土交渉を詳述している。この時代、ソ連崩壊・新生ロシア誕生と、ロシア内政はめまぐるしく変化した。本書は、政策立案者で直接交渉に当たった者の著述であるため、北方領土返還交渉を知る上で、第一級の資料である。ただし、外務省を辞めさせられたものの著書であるため、その点、割り引いて読む必要があるかもしれない。今後、さまざまな研究が現れるかもしれないが、この本はその基礎となるものだろう。
東郷和彦氏は、元外務省条約局長・欧亜局長であるが、ムネオ・真紀子対立のときにムネオ側の官僚のため失脚した。
本は、北方領土交渉の著述。ゴルバチョフ時代から2005年までの北方領土交渉を詳述している。この時代、ソ連崩壊・新生ロシア誕生と、ロシア内政はめまぐるしく変化した。本書は、政策立案者で直接交渉に当たった者の著述であるため、北方領土返還交渉を知る上で、第一級の資料である。ただし、外務省を辞めさせられたものの著書であるため、その点、割り引いて読む必要があるかもしれない。今後、さまざまな研究が現れるかもしれないが、この本はその基礎となるものだろう。
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