本の紹介 樺太朝鮮人の悲劇2007年10月21日


 樺太朝鮮人の悲劇 サハリン朝鮮人の現在 崔吉城/著 第一書房(2007.5)を読みました。
 内容は、サハリンの歴史、朝鮮人強制連行、戦争末期の朝鮮人虐殺事件、戦後のサハリン朝鮮人の実態、が書かれています。研究成果をまとめた本なので、冷静・公正に書かれており、好感が持てます。ただし、ちょっと無味乾燥な感じがして、面白さに欠けると思う人も有るかもしれません。
 樺太には、朝鮮人が強制連行され強制労働に使役されました。実際には、多くの場合、任意で樺太に渡っています。本の中では、このような実態について、きちんと説明されています。また、強制連行の言葉が使われるようになった、いきさつについても触れられています。
 戦争末期の朝鮮人虐殺事件は、樺太真岡にソ連軍が進攻したとき、隣村の清水村瑞穂で、朝鮮人27人が日本人に虐殺された事件について詳述されています。さらに、朝鮮人虐殺事件が起こった背景を考察しています。なお、この事件は、作家の林えいだい氏の著書で有名になったものです。

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