本の紹介-残置諜報員の記録2010年01月25日



残置諜報員の記録―ソ連治下、エトロフ島に於ける三年三ヵ月 (前編)  高田弥彦/著 講談社出版サービスセンター(1990.1 )
同じ内容の本に、『エトロフ島の俄教師の手記 ソ連軍進駐下の三年三ヶ月  高田弥彦/著 文芸社(2003.1.15) 』がある。
『残置諜報員の記録』は初版で、『エトロフ島の俄教師の手記』は改定新版。両者の内容はほとんど違わない。
著者は、敗戦当時、エトロフ島で残置諜報員として現地除隊となり、ソ連進駐後は豊浜で現地小学校の教師を務める。翌年2月には天寧に移り、校長としてソ連軍政当局との折衝に当たった。11月にソ連が民政に移管し、紗那が行政府になると、入里節に写って小学校教師を務めた。
『残置諜報員の記録』は、このうちの、豊浜・天寧時代の1年数ヶ月の記録。入里節時代の記述は無い。『エトロフ島の俄教師の手記』には、数ページ入里節時代の概要が書かれている。

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