本の紹介-誰も国境を知らない2012年11月11日


西牟田靖/著『誰も国境を知らない 揺れ動いた「日本のかたち」をたどる旅 』(朝日文庫)

2008年に情報センター出版局から出版された本の文庫化。2012年8月に尖閣諸島沖を取材したルポを新たに加筆。前書にあった硫黄島と小笠原諸島の章は割愛されている。

本の内容は、著者が訪れた地域の取材記。北方領土、竹島、尖閣、沖ノ鳥島など普通の日本人が訪れることができない場所を取材している。北方領土には、二度、ロシアのビザを取っての訪問である。
著者は、取材した事実を客観的に書いており、好感が持てる。
日本の国境問題を考えるためには、実際に国境地域がどのようになっているのかを知ることが重要だ。日本の領土問題を考える上で、実際にその地域がどうなっているのかを知る上で、たいへん参考になる本だ。

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