本の紹介-尖閣諸島 尖閣上陸 日本領有の正当性 ― 2013年07月13日

『尖閣諸島 尖閣上陸 日本領有の正当性』 牧野清・仲間均/編 尖閣諸島を衛る会(1997)
尖閣には、広域暴力団・住吉会系の右翼団体が灯台を立て、保守名目で時々上陸している。本書は、地元活動家(市議)と産経新聞記者が、海保の要請を無視して、尖閣に上陸した時の様子が書かれている。また、その後、非弁活動で有罪が確定する国会議員と共に上陸したときの様子にも触れられている。前者はある程度詳しいが、後者はあまり詳しくない。
このほか、尖閣が日本の領土であるとの説明もなされているが、この部分は、政府の説明を超えるものではなく、政府説明のほうがむしろ分かりやすい。このため、この部分を読む意義はあまりないだろう。