本の紹介―沖縄現代史 新版 ― 2016年07月26日

新崎盛暉/著 「沖縄現代史 新版」岩波新書(2005/12)
終戦後の米軍占領から出版時点までの、沖縄米軍基地と反基地闘争史。沖縄の本土復帰後が詳しい。時系列的に、詳しい内容が示される。このため、沖縄反基地闘争の流れをだいたい知っている人にとっては、詳しい知識を売るのに有効であるが、この分野の知識が乏しい人にとっては、歴史の流れを理解しながら読むことが難しいだろう。
米軍支配下の沖縄に関して、以下の記述には興味が持てた。
「米軍はヘーグ陸戦法規に基づき、日本の独立まで戦争状態が継続していると主張して土地の使用料すら支払わなかった。やがて米軍は、そこに恒久的な軍事基地の建設を始めた。(P12~13)」
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