本の紹介ー新新宗教と宗教ブーム ― 2018年10月04日

島薗進/著『新新宗教と宗教ブーム 』(1992/1)岩波ブックレット
宗教学者・島薗進は、1970年前後から進展したスピリチュアルブームによって急速に発展した新興宗教を「新新宗教」と呼んでいる。本書は、新新宗教の説明。
出版当時この本を読んだときは、今後新興宗教がさらに増えたら「新新新宗教」「新新新新宗教」と際限がなくなってしまうのではないだろうかと思った。ところが、この本が出版された数年後にオウム真理教が逮捕され、新興宗教への嫌悪感が高まったようで、新興宗教設立ブームは過ぎ去った。
本書で「新新宗教」としている新興宗教は、エホバ・真如苑・阿含宗・真光・統一教会・GLA・法の華・オウム・コスモメイト・幸福の科学 などである。このうち、オウムは主だった者が死刑、法の華は教祖が懲役12年となった。
オウムと法の華以外は有罪になったわけではないかもしれないが、あまり関わり合いを持ちたくないような気がする教団が多い。
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