本の紹介ー新興宗教2018年10月05日

横山真佳/著『新興宗教 政治動向を左右する巨大”党派” 』教育社 (1979/10)

毎日新聞の記者による新興宗教の解説本。出版が古いのと、現在では入手困難なので、今、読むメリットはあまりないと思う。

 幕末以降あるいは明治以降に誕生した宗教を「新興宗教」と呼んでいた。しかし、戦時中に新興宗教が邪教視されたことや、戦後になってから新興宗教教団の脱税などの犯罪が横行したことから、「新興宗教」の言葉には侮蔑的な意味が含まれるようになった。このため、新興宗教を研究する場合等は「新宗教」の言葉を使うことが一般的になっている。本書のタイトルは「新興宗教」が使われているが、本書出版の1970年代末では、すでにこの言葉はあまり使われなくなっていた。本書は新興宗教の解説書だが、特に侮蔑的な意味はなくニュートラルな立場で書かれている。

本書で取り上げられている新興宗教のうち仏教系のものは、「本門仏立宗」「霊友会と系統諸教団」「創価学会」「国柱会」「日本山妙法寺大僧伽」「解脱会」「孝道教団」「念法真教」「真如苑」「弁天宗」。
ただし、国柱会以下は名前と所在地等の基本情報のみ。

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