本の紹介ー統一協会=原理運動 ― 2022年07月31日
浅見定雄/著『統一協会=原理運動』日本基督教団出版局 (1987/3)
著者はキリスト教学が専門の学者。
本書は、統一協会の霊感商法が、社会問題になった時に出版された本。この本が出版された後に、桜田淳子の合同結婚式などがあり、統一協会に大きな関心がもたれた。
本書の前半は統一協会の霊感商法被害と、被害にあわないための警告。
後半は、統一教会の教義があまりにもデタラメであり、キリスト教とは全く相いれないものであることを説明している。多くの一般人にとって、統一協会の教義など関心ないので、あまり読む価値はないと思うが、万一、統一協会に魅力を感じている人は、頭を冷やして読むとよいだろう。
ところで、本書では「統一協会」の表記が使われている。1990年代からは「統一教会」と書く人が増えてきた。この理由について以下の説明がある。
――――――――――――――――――
統一協会の正式名は「世界基督教統一神霊協会」という。したがってその略称は当然「統一協会」となる。ところが彼らは(ふつうのキリスト教だという印象を世間に与えたいためか)みずからを「統一教会」と名乗る。そして外の者が自分たちの流儀に従わないと、「訂正とお詫び」を書かせたりする(たとえば一九八三年一一月一二日付の『キリスト新聞』)。「教会」だけではない。「牧師先生」などという言葉も使う。また洗脳を「カウンセリング」と言い、犯罪的な物売りや偽りの募金の仕事を「ボランティア活動」と言って家族をだます。(P64,65)
――――――――――――――――――
統一協会が、自分たちの犯罪行為をごまかすために、ゴチョゴチャ言うのに付き合わされて、「統一教会」の表記に変更したようだ。