本の紹介-学校に入り込むニセ科学2023年03月17日

 
左巻健男/著『学校に入り込むニセ科学』平凡社新書 (2019/11)

著者は理科教諭経験のある教育学者で法政大学教授などを務める。

 本書では、最初に、「水伝(水にやさしい言葉を掛けると結晶が美しくなる)」「EM菌」のようなニセ科学が、一部の学校で、事実であると教えられていた実態を説明する。こんな、噴飯物を信じる低能教師の存在には驚かされる。
 また、「親学」をはじめとする、脳科学のインチキ理解や健康・栄養に対するインチキ理解によるトンデモ説と、それが真実のように教えるている教育現場があることを説明する。「親学」とは新興宗教「成長の家」系の学者が唱えた説で、自民党安倍派や維新によって信奉された。

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