エセ北方領土返還運動2008年11月25日

  北方領土返還運動を口実に、5万円ほどの高額本を売りつける被害が発生しています。このうち、最も被害報告が多いのは、『竹内春雄(根室市西浜町)』なる人物の編著で『北方領土問題審議会(根室市梅ヶ枝町3-16、電話0153-24-6311)』が出版した本です。

 2週間ほど前に近所の図書館に予約していた本を、借りてきました(写真)。
 借りた本は、高額で売りつけるために作った本なのかちょっと謎です。本の執筆者に名を連ねている者に、「根室市長」「写真家」「法政大学教授」「森繁弘(統合幕僚会議議長)」の名前が有ります。
 この本は、『竹内春雄』発行、頒布先・北方領土返還連盟中央支部となっています。北方領土返還連盟中央支部とは聞いたことがないのですが、本の奥付にある電話番号を電話帳で調べると、竹内春雄の電話番号と同一です。また、監修に「社団法人 根室市北方領士返還要求推進協議会」とあります。これは、一体どのような社団法人なのだろう。ご存知でしたら教えてください。
 本の中には、竹内春雄の略歴がありました。やはり、公益法人・千島連盟の幹部です。また、この本の執筆者に「北方四島権益確保島民協議会々長・鈴木寛和」の名前が有りますが、「北方四島権益確保島民協議会」は高額売りつけに使われた本の推薦をしていおり、鈴木寛和は公益法人・千島連盟の副理事長です。
 公益法人・千島連盟には国民の税金が補助金として渡されていますが、それが、回りまわって、ヤクザの高額図書押し付け販売に使われている可能性が推定されますが、このあたりどうなっているのでしょう。

 10月上旬に、根室旅行しました。標津町の北方領土館に『北方領土問題審議会』が出版した本が展示してあり、この本は高額押し売り本と思っていたので、ちょっと気になって、ここ暫く調べています。

エセ北方領土返還運動2008年11月27日

  
 北方領土返還運動を口実に、5万円ほどの高額本を売りつける被害が発生しています。無理やり売りつけられた気の毒な人は、仕方なく古書として販売することがあります。ほとんど読む価値無い本だから、新品同様です。
 最近、『北方領土問題審議会(会長・竹内春雄)』の発行した本2冊買いました。定価は2冊で8万7千円のところ、ほぼ新品を2冊で100円でした。
 内容は、ビザなし交流のスナップ写真(ヘタクソ)と、政府発行資料のコピー。ヒドイ、ヒドスギル。

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