本の紹介-特に薦めない本2012年11月08日

読んだので、忘れないように書き留めておきます。


江戸雄介/著『尖閣諸島どうする日本』恒友出版 (1996/12)

 特に、読むことをお薦めしない本。
 尖閣問題で、日本の主張が絶対的に正しいとの前提で、「中国が不法に尖閣を狙っているぞ」、「日本は、中国と対決しなくてはならないぞ」との主張を展開している。このほか、先の大戦では、日本はあまり悪くなかったんだ、通州事件を見ると中国の方がずっと恐ろしいとの説明をしているが、これは、直接的には尖閣問題と関係ないことだろう。尖閣問題で日本に都合のよい主張をするのは良いとしても、国際的に非難を浴びた日本のかつての行為を弁解しながらだと、尖閣問題の国際理解は得られにくくなるのだろう。
 
 
 
戸丸広安/著『日本を孤立に追い込め 中国・韓国・ロシア「反日三国同盟」密約 尖閣列島は中国に武装占拠される』 第一企画出版 (1993/03)

 特に、読むことをお薦めしない本。
 タイトルの通り、周辺各国が日本を孤立に追い込んでいるとの警告。20年前の出版だが、その後の歴史は、米国の日本たたきで、日本は不況になり、その間隙を縫う形で、中国が著しく経済発展した。著者の分析は、一面的で偏狭だったことが、その後の歴史で分かったような気がする。当時、ジャーナリストだった著者は、その後、引退して、現在は田舎の村会議員だと思う。

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