本 領土とナショナリズム ― 2013年07月16日

『領土とナショナリズム 民族派と非国民派の対話』木村三浩/著、前田朗/著
途中まで読んで飽きた。二人の討論ではなくて、前田が木村の考えを聞きだしている。木村は、右翼・民族派なので、このような人の主張に興味がある場合は、参考になるかもしれないが、領土問題は外交問題であり、対立する両国の妥協で決まるので、右翼思想は入り込む余地はないだろう。このため、右翼思想に興味がある人を除いて、あまり役に立たないと思う。ただし、木村の主張は、政府の考えと大きな違いはない。このため、読んでいて、あまり面白くない。(領土問題は外交問題なので、おもしろくても仕方ないが。)