本の紹介-環りの海 竹島と尖閣国境地域からの問い2015年03月21日

 
琉球新報、山陰中央新報/著『環りの海 竹島と尖閣国境地域からの問い』岩波書店(2015/2) 
 
正直言って、あまり、面白くなかった。
 
 竹島問題・尖閣問題のために、漁業が制約を受けているので、それを漁民を中心に、地元新聞である山陰中央新報・琉球新報が取材したもの。領土問題そのものの解説は少なく、領土問題のために居民がこうむっている迷惑が話題の中心。でも、領土問題がない地域でも、乱獲の問題は珍しくないことや、漁業の衰退は、全国的傾向なので、領土問題と捉えてよいのか疑問だ。
 本書には、漁業問題の他に、オーランド諸島など、世界の領土問題解決事例が記載されているが、状況や歴史的経緯が異なるので、そのまま当てはめることはできないが、領土問題に関心が余りない人が、領土問題を考える上で、参考になるのかもしれない。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

* * * * * *

<< 2015/03 >>
01 02 03 04 05 06 07
08 09 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

RSS