使えない修竹園の茶筅 ― 2019年08月25日

Amazonで修竹園の茶筅(茶筌)を購入した。八十本立て1420円と中国製にしては高いので、日本製と同様な品質かと思って購入したが、安物の中国製と同等品かな。これまで使っていた日本製の茶筅に比べて硬い。抹茶をたてるときには、力を入れて「ゴリゴリ」混ぜる感じに使用しないと、良く混ざらない。一杯いれるのならば、何とか使えないこともないのだけれど、二杯だと私には手がつかれて無理だ。
なんで、こんなに硬いのだろうと思って、穂を一本切って、マイクロメーターで太さを計測した。
穂の先端から15㎜の位置での太さ(径方向×周方向)を計測すると、次の値だった。
日本製茶筅・・・0.15mm×0.47mm (これまで使用していたもの)
修竹園の茶筅・・・0.28mm×0.60mm
断面積で2.4倍、硬さを示す断面二次モーメント(径方向)で8.3倍の違いがある。
注)測定にはミツトヨ標準外側マイクロメーターNo102-217を使用し、ミツトヨデジタルノギスCD-15CXで確認した。