武甲山 ― 2015年12月20日
本の紹介-すぐそこにある遭難事故 ― 2015年08月10日

金邦夫/著『すぐそこにある遭難事故 奥多摩山岳救助隊員からの警鐘』 東京新聞出版局 (2015/5)
奥多摩・高尾は北アルプスなどに比べて山は低く危険箇所も少なく山深いこともないので、遭難するようなことはめったにないように思うが、2010年の東京都の遭難発生件数は長野県・北海道についで第三位だそうだ(2014年は6位)。
青梅警察署山岳救助隊のホームページによると、奥多摩における山岳事故の特徴として、以下の4点があげられている。
①登山に必要な体力、持久力の不足により、下山時に石につまずく等、転落する事故
②急変する山の天気等、自然の脅威に関する知識不足による事故
③道に迷いビバークの際、サバイバル技術の不足による事故
④何事もリーダーまかせの「他人依存型登山」による事故
著者は元・青梅警察署山岳救助隊所属警察官で、長年、奥多摩遭難救助に携わった。本書は、著者が体験した奥多摩山岳遭難と救助の説明。麓にも近く、むずかしいところも少ない山域で、どうして遭難が起こるのか、良く分かる。
単独登山で、道間違いが分かった後も、元に戻らずに、無理に下った末の転落事故が何例か紹介されている。普通に考えたら、道に迷った場合、元に戻るか尾根に上って状況確認が鉄則だろう。また、凍結した道を装備無しに歩いていて滑って転落した事例が紹介されている。冬季に凍結している箇所があるのは当たり前のことで、凍結箇所を不用意に通過するものだろうか。よほど、山をなめているとしか思えない。さらに、山の途中で喧嘩して別れた末の遭難や、パーティーの一人がたいした怪我をしたわけでもないのに安易に遭難救助した事例など、余りにも、山や救助隊をなめているとしか思えない遭難事例が紹介されている。
これらの遭難のほとんど全ては高齢者によるものである。2009年に発生した北海道トムラウシ大遭難のときも感じたことだが、高齢者登山遭難者の人間としての道徳意識が異常に低いのはどうしたことだろう。
このほか、近年盛んになったトレールランニング遭難やバリエーションルートでの遭難事例もあり、最近の登山状況と山岳遭難を考える上で参考になる本だ。
ギンリョウソウ ― 2014年06月18日
先日、日光・千手が浜にクリンソウを見に行った。戦場ヶ原・赤沼発5:30のバスに乗りたかったのだけれど、30秒ほど遅れて乗り遅れてしまった。それで、戦場ヶ原ハイキングをしながら、歩いて、千手が浜に行った。小田代が原からは、普通、バス通りを歩くのだけれど、西側の山道を歩いてみた。結構アップダウンがあって、疲れた。バス通りの方が楽です。
でも、途中に、ギンリョウソウが咲いていて、なんだか少し得をした気分になった。
クリンソウを見た後、日足トンネルを使って足尾に行き、備前楯山に登った。船石峠の駐車場から、登り50分程度の軽い登山。
ここでも、途中に、ギンリョウソウが咲いていた。
写真は、備前楯山登山道脇のギンリョウソウ。
備前楯山 ― 2014年06月17日
浅間外輪山登山 ― 2014年06月01日
浅間山の外輪山、黒斑山に上りました。
高峰高原-(表コース)-トーミの頭-黒斑山-蛇骨岳
-黒斑山-トーミの頭-(中コース)-高峰高原
黒斑山-蛇骨岳は雪がたくさんありました。中コースは、雪解けで、ドロドロした所が多く、歩きにくかった。
詳しくは、こちら↓
http://cccpcamera.photo-web.cc/My_Picture/Kurofu/index.htm
「歴史を忘れた民族に未来はない」 ― 2013年07月31日
最近、韓国関連の話題が多いですね。
サッカー:
28日のサッカー日韓戦で、「歴史を忘れた民族に未来はない」と書かれた横断幕が掲げられたとか。これが日本批判の政治的なものだと過剰反応しているようですが、横断幕の内容は歴史教育の重要性を示す教育標語に感じます。日本人は歴史を大切にする民族なのだから、過剰反応する必要ない。横断幕を掲げた人が、日本人を誤解しているだけ。
裁判:
戦時中、三菱重工業が韓国人に強制労働をさせた問題で、韓国高裁は、三菱重工に支払いを命じる判決を言い渡した。新日鉄住金に次いで2例目。これは、韓国内の裁判なので、日本で賠償金を強制執行されることはありませんが、韓国内では強制執行されるので、賠償金を支払う意思がないのならば、今後は韓国で商売ができなくなる。
遭難:
韓国人登山パーティーが中央アルプス(木曽駒ケ岳など)で遭難、3人死亡、1人心肺停止になっています。死者が、点々としているところなど、数年前のトムラウシ老人パーティー遭難事件を思い起こします。直接の原因は装備不良に尽きると思う。
従軍慰安婦像:
アメリカ・カリフォルニア州グレンデール市に、韓国従軍慰安婦少女の像が設置された。一部の日本人はこれに反対しているようだけれど、戦争中の、少女の性被害を訴える像の、どこに反対しているのだろう。
性加害は日本軍だけではないとの考えもあるようだが、だからと言って、性被害を与えることが正義であるとの論は成り立たない。
他の性被害を訴える必要があると考えるならば、そう考える人が自分ですれば良い。
サッカー:
28日のサッカー日韓戦で、「歴史を忘れた民族に未来はない」と書かれた横断幕が掲げられたとか。これが日本批判の政治的なものだと過剰反応しているようですが、横断幕の内容は歴史教育の重要性を示す教育標語に感じます。日本人は歴史を大切にする民族なのだから、過剰反応する必要ない。横断幕を掲げた人が、日本人を誤解しているだけ。
裁判:
戦時中、三菱重工業が韓国人に強制労働をさせた問題で、韓国高裁は、三菱重工に支払いを命じる判決を言い渡した。新日鉄住金に次いで2例目。これは、韓国内の裁判なので、日本で賠償金を強制執行されることはありませんが、韓国内では強制執行されるので、賠償金を支払う意思がないのならば、今後は韓国で商売ができなくなる。
遭難:
韓国人登山パーティーが中央アルプス(木曽駒ケ岳など)で遭難、3人死亡、1人心肺停止になっています。死者が、点々としているところなど、数年前のトムラウシ老人パーティー遭難事件を思い起こします。直接の原因は装備不良に尽きると思う。
従軍慰安婦像:
アメリカ・カリフォルニア州グレンデール市に、韓国従軍慰安婦少女の像が設置された。一部の日本人はこれに反対しているようだけれど、戦争中の、少女の性被害を訴える像の、どこに反対しているのだろう。
性加害は日本軍だけではないとの考えもあるようだが、だからと言って、性被害を与えることが正義であるとの論は成り立たない。
他の性被害を訴える必要があると考えるならば、そう考える人が自分ですれば良い。
不思議な仏塔 ― 2012年12月09日
万里の長城遭難 ― 2012年11月06日
日本人中高年者登山社が遭難死したアミューズトラベル社のツアーは、徐々に遭難した様子が明らかになってきています。
FNNニュースでは、次のように報道されています。
『3日午前7時ごろ、一行は北京市北部にある延慶を出発し、14kmの道のりをおよそ5時間で進む予定だった。・・・中国人添乗員は「午後3時くらい、急に雪が降ってきた。今回、山の中は3時半ぐらいから4時くらいから降ってきた。(予想より早く雪が?)そうです」と話した。』
NHKニュースでは、次のように報道されています。
『中国人の男性添乗員、明平銘さん…「出発して、行程の半分くらい進んだころまでは小雨だった。しかし、そのあと大雪が降ってきた」と述べ、午後3時すぎから天候が急速に悪化したと説明しています。』
毎日新聞には、以下の記事があります。
『3日朝は雨具が必要ない程度の雨天だったため予定通り出発した。だが、ツアー客の歩くペースが遅く、予定の同日午後4時(日本時間同5時)過ぎになっても登山口にたどり着かず、大雪に見舞われた。添乗員らが所有していたとみられる二つの簡易テントで野営した。』
これらの記事で分からないのが、登山開始時刻は何時なのだろう。午前7時に登山開始して、5時間のコースならば、多少足が遅くても、3時には下山しているから、午後3時すぎから天候が悪化しても、何の問題もなかったはず。11時に登山開始して5時間のコースならば、何かちょっとしたアクシデントがあったら、危険な状態になるので、こんな計画を立ててはいけない。
4時に下山予定の山行が計画通り推移しているならば、3時過ぎから天候悪化しても、遭難することは無いだろう。
毎日新聞には「ツアー客の歩くペースが遅く」とあるけれど、これは、天候が急激に悪化した後のことなのだろうか、それとも、初めから、体調不良者がいて、歩くペースが遅かったのだろうか。
追記(2012.11.7)
サーチナには以下の記事がある。
『中国人ガイドの明平銘さんは…日本人観光客4人と中国人観光客1人とともに現地時間3日午前8時に北京市の門頭溝から登山を開始し、昼ごろに同県の瑞雲観にある長城に到着した。しかし、午後1時ごろから降り始めた大雪で周囲はあっという間に白くなり、身動きが取れない状態に。日本人男性の衰弱が激しかったために、中国人観光客が先に下山し、救助を求めた。』
8時に登山開始で5時間のコースだとすると、普通ならば、3時には下山のはず。日本人男性が初めから体調不良で、遅くなったのだろうか。雪が降り出した時刻は、この記事では1時となっているが、別の記事だと3時すぎになっている。みぞれを雪と判断するかどうかの違いだろうか。
FNNニュースでは、次のように報道されています。
『3日午前7時ごろ、一行は北京市北部にある延慶を出発し、14kmの道のりをおよそ5時間で進む予定だった。・・・中国人添乗員は「午後3時くらい、急に雪が降ってきた。今回、山の中は3時半ぐらいから4時くらいから降ってきた。(予想より早く雪が?)そうです」と話した。』
NHKニュースでは、次のように報道されています。
『中国人の男性添乗員、明平銘さん…「出発して、行程の半分くらい進んだころまでは小雨だった。しかし、そのあと大雪が降ってきた」と述べ、午後3時すぎから天候が急速に悪化したと説明しています。』
毎日新聞には、以下の記事があります。
『3日朝は雨具が必要ない程度の雨天だったため予定通り出発した。だが、ツアー客の歩くペースが遅く、予定の同日午後4時(日本時間同5時)過ぎになっても登山口にたどり着かず、大雪に見舞われた。添乗員らが所有していたとみられる二つの簡易テントで野営した。』
これらの記事で分からないのが、登山開始時刻は何時なのだろう。午前7時に登山開始して、5時間のコースならば、多少足が遅くても、3時には下山しているから、午後3時すぎから天候が悪化しても、何の問題もなかったはず。11時に登山開始して5時間のコースならば、何かちょっとしたアクシデントがあったら、危険な状態になるので、こんな計画を立ててはいけない。
4時に下山予定の山行が計画通り推移しているならば、3時過ぎから天候悪化しても、遭難することは無いだろう。
毎日新聞には「ツアー客の歩くペースが遅く」とあるけれど、これは、天候が急激に悪化した後のことなのだろうか、それとも、初めから、体調不良者がいて、歩くペースが遅かったのだろうか。
追記(2012.11.7)
サーチナには以下の記事がある。
『中国人ガイドの明平銘さんは…日本人観光客4人と中国人観光客1人とともに現地時間3日午前8時に北京市の門頭溝から登山を開始し、昼ごろに同県の瑞雲観にある長城に到着した。しかし、午後1時ごろから降り始めた大雪で周囲はあっという間に白くなり、身動きが取れない状態に。日本人男性の衰弱が激しかったために、中国人観光客が先に下山し、救助を求めた。』
8時に登山開始で5時間のコースだとすると、普通ならば、3時には下山のはず。日本人男性が初めから体調不良で、遅くなったのだろうか。雪が降り出した時刻は、この記事では1時となっているが、別の記事だと3時すぎになっている。みぞれを雪と判断するかどうかの違いだろうか。