憲法記念日2009年05月03日

今日は憲法記念日なので、新聞紙上では、憲法9条改正に対する世論調査結果などが掲載されています。

『平和』が良いのに決まっているけれど、平和に対する感覚は国によって大きく異なるようです。日本は、開国以来、幾つかの戦争を体験しました。主なものを記すと、次のようになるでしょう。

 日清戦争:朝鮮侵略をめぐる清国との戦争で、朝鮮を戦場にした。
 日露戦争:満州・朝鮮侵略をめぐるロシアとの戦争で、満州・朝鮮を戦場にした。
 日独戦争:第一次世界大戦へ介入し、中国山東省を戦場にした。
 満州事変:中国東北部の強奪を狙った侵略戦争。戦場は中国東北部。
 日中戦争(支那事変):中国全土への侵略戦争。戦場は中国。
 太平洋戦争:日中戦争の延長であるが、戦線は、中国のみならず、東南アジア、太平洋に拡大した。戦争最末期のごく一時期は、沖縄戦や本土空襲が行われた。

 日本の戦争をどのように評価するかは、人により・視点により、さまざまでしょう。評価とは別に事実としては、日本の戦争は、他国の領土へ兵隊を派遣して、他国の領土を戦場にするものでした。このため、歴史を教訓とするならば、日本における『平和』とは、日本軍が他国の領土を戦場にしないことが、最も重要なポイントになります。

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