北方領土-プーチン来日2009年05月13日

プーチン:
 昨日は来日したプーチンと麻生との会談が開かれましたが、予想通り、領土問題では、特に何の進展も後退もありませんでした。プーチンは最高実力者とは言え首相なので、領土問題の権限はないでしょう。プーチンが来日した目的は日本との貿易拡大により経済を活性化することで、その意味では、プーチンは一定の成果を得たと言えます。
 日本では領土問題の解決に「出口論」「入口論」があります。「領土問題は両国関係の進展があって始めて解決する」「領土問題の解決がない限り両国関係の進展はない」この、両論です。常識的に考えて、お互いに対立しているときに、平和交渉で、日本が100%利益を得る形で領土問題が解決する可能性は乏しいので、「入口論」は、領土問題を解決させないことにより、個人的に利益を得ている人の方便に使われます。

日テレ記者:
 新聞報道によると、日テレ系列の記者がロシア政府の発行するビザを取った上で、千島列島のエトロフ島に上陸して取材をしたそうです。このような渡航は日本政府の主張と相容れないため、日本政府が自粛を要請しています。フリージャーナリストだと、日本政府の要請を無視して、ロシアのビザを取得した上で取材することは珍しくありません。
 で、このときの取材の模様は、日本テレビのニュースで放映されたそうですが、どなた様かご覧になりましたか?

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