本の紹介―あるサハリン朝鮮人の生涯2011年02月02日

 
片山道夫/著『追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯』凱風社 2010.8
 
 ジャーナリスト、片山道夫のノンフィクション。
 朝鮮半島が日本の領土だった時代に、樺太の炭鉱で働き、その後九州の炭鉱で働き、終戦後は、再び樺太に密入国し、そこで生涯を終えた朝鮮人とその家族を追ったもの。
 この中に、作者がサハリンの新聞社で見た、終戦のときに、樺太の朝鮮人が日本人に虐殺された事件を捜査したKGBの資料について、数ページにわたって書かれている。
 
 この事件は、『カポネンコ/著 瑞穂の悲劇』として、ロシア語の本が出版されている。カポネンコの本は『樺太朝鮮人の悲劇』の著者である崔吉城氏周辺で、翻訳が進められているはずだが、どうなっているのだろう。

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