福島県川俣町 ― 2011年10月08日
10月2日、福島を旅行した。
文部科学省の「放射線量等分布マップ」によると、川俣町のセシウム137の濃度は高いところで600kBq/m2以上、多くは100~300kBq/m2だ。
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1940/2011/08/1940_0830_1.pdf
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1940/2011/08/1940_0830_1.pdf
放射能が非常に高い地域は避難地区になっているので、農業は行われていないだろうが、100~300kBq/m2の地域では、普通に農業が行われている。信じがたい。
参考までにチェルノブイリの基準を記載すると、次のようになっている。
185~555kBq/m2 :補償つき任意移住エリア
37~185kBq/m2 :放射線管理エリア
チェルノブイリの基準を参考にするならば、川俣町の多くも、できれば、移住したほうが良いだろう。子供たちは、全員移住したのだろうか。100kBq/m2を超えるような農地で取れた農作物を安易に食べるべきではない。
下の写真は、川俣町の道の駅。ここには、農産物直売場があり、地場野菜などが売られている。
福島県の測定によると、この近くにある川俣町役場の環境放射線強度は0.6μSv/hを超えている。
放射能を使う実験室などで、この値だと、放射線管理区域に指定して、専門教育を受けた関係者以外立ち入り禁止となる。18歳未満の者が立ち入ることはできない。
川俣町・道の駅では、国の放射能汚染基準内のものが売られているが、セシウムで500Bq/kgとかなり高い価が設定されているので、国の基準内だからといって、安易に食べないほうが良いだろう。
ここで、売られていた農作物は、どれも安かった。
梨、キノコ、枝豆を買った。
梨は、大きめの豊水が4個で300円。
梨は、大きめの豊水が4個で300円。
キノコは、ヒラタケ。ハウス栽培だろう。味が濃くて、旨い。
キノコはお吸い物で。
枝豆は茹でて。